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“スタートアップは手札を増やせる場所”スタートアップ歴12年高梨さんへインタビュー

みなさん、こんにちは!DARSです。

今回はスタートアップ界隈で10年以上の経験を持たれている高梨さんへインタビューを行いました。お仕事の話はもちろんのこと、雑談から出てきたお話まで取材の一部始終をお届けします。冒頭でDARSが多くを語るよりプロフィールからビッグゲストであることが伝わると思うので、プロフィールからご覧ください!

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プロフィール


 

高梨大輔(Daisuke Takanashi)

Tw::@dtakanashi 

20歳からスタートアップにジョイン。株式会社リジョブ(東証マザーズ上場・株式会社じげんグループ)
の元CMO兼取締役副社長。

2014年に株式会社リジョブを、東証マザーズ上場会社 株式会社じげんに約20億で売却を経験。
2015年12月にビタミン株式会社を設立し、代表取締役に就任。スタートアップのハンズオン支援などを行う。
プライベートでは固定住居を持たずにガチノマドを生活を送っている。

 

DARSがとにかく高梨さんに気になる質問をぶつけてみた

 

 

–今回は取材の打診ありがとうございます。高梨さんに伺いたいことたくさんありますが、プロフィール見てどうしても気になったことがいくつかあるので聞いてもいいですか?

こちらこそありがとうございます。なんでもお答えしますよ(笑)

 

 –今、固定の住所持たずにガチノマドとのことですが、どんな感じの生活をされてるんですか?

マンスリーを借りて生活しています。あ、もちろん住民票はちゃんと実家の方にありますよ(笑)以前は週単位でAirbnbのホッピングをしていましたが、利用者が増加してから、色々と自分にとって不都合が生じたのでこの形をとりました。普段、1ヶ月間海外へとか行くこともあるので、普通に家を借りるより得なんですよね。もう2年くらいこの生活です。身軽に動かなくてはいけないので、持ち物がめちゃくちゃブラッシュアップされてガジェット大好きになりました(笑)

 

 –プロですね。失礼かもしれませんが、容姿からもプロのノマドっぽさを感じます。ぶっ込みますが、その容姿にされている理由とかあるんですか?

エグジット経験があるのもあってか、退職してからありがたいことにたくさんのオファーを頂いたんですね。しかし、その中には自分とミスマッチのオファーもありますし、しかも断ることが苦手なので、それを断っていくための手段でこの容姿を始めました。この見た目だと、私のことを面倒臭そうなヤツだと思う人は連絡しなくなるんですよね(笑)

 

 –めちゃくちゃ合理的ですね!結構それ以外にもメリットがありそうですね。

そうですね。スタートアップ企業が多い渋谷にいることが多いんですが、渋谷を歩いていると30分に1回くらいすれ違いざまに声をかけてくれます。このインタビュー直前もSkyland Venturesの木下さんに発見されました(笑)facebook広告でも私のサムネイルは結構優秀なんです。あれってフローの学問なので、流れてくるサムネイルの中に違和感のあるものや目に留まりやすいものは有利です、是非おすすめです! 

 

高梨さんが語るスタートアップに浸かることによって、得られる特殊能力とは

 

 

–大学時代からスタートアップの業界に入られていたんですね。なにかきっかけとかあったんですか?

世間一般で言われるいわゆる普通の大学生活を送っていたんですが、周りの意識の高い学生たちはmixiとかでインターンをしていたんですね。その姿を見て、自分も何かしなきゃいけないなぁと思って、リジョブの前身企業でインターンをしたら、スタートアップの世界にどっぷりハマってそのまま就職しました(笑)

 

 –まずは始めてみるってすごく大事ですよね。スタートアップでのお仕事はいかがでしたか?

当時は美容・リラクゼーション領域の求人サイトをまだ運営していませんでした。通信の代理店とクーポンサイトの運営等を行なっていました。なので、私のファーストキャリアは営業でした。ただ、かなり小規模の会社でしたので、人事・デザイン・マーケティング・プログラミング・新規事業などなんでもやりました。

 

 –殆どの職種を経験されているんですね!すごいです。。経験の幅が広いからこそ得たものって何がありましたか?

私の場合、結果的に能力の組み合わせができるキャリアを歩みましたが、少数派なんだなと気づきました、結構有利になる事が多いなという印象です。仕事って自分の手札で勝負をしていくものだと思うんですが、私の場合は深いスキルは1枚でも、その他1枚1枚の手札は弱いながらにいくつも持っていると、結果的に、多くの手札になり今の仕事でも強みとなっています。あとは、すごい人をすごいと思うことができます。例えば、プログラミングがすごく長けてる人のすごさって、プログラミングを経験した人でないと分からないですよね。

 

 –なるほどですね。新たな領域や職種を0ベースから始める際って、高梨さんの場合はどうやっているんですか?

「●●入門」みたいな本を2〜3冊読みますね。むしろそれだけやってあとは実技です。新たなことにたくさんチャレンジしていると、自分に合う学習法というか習得法がわかってきます。受験で例えると、1つの教科において最短で偏差値55まで辿り着くみたいなスキルがすごく身につきます(笑)

 

20億円のエグジット経験も持ち株ゼロ」の経験が築いた高梨さんのポジション

 

 

 –そういえば、20億円でエグジットしたリジョブはどうやって誕生したんですか?かなり認知度の高いサイトですよね。

もともと営業代理店の会社でしたので、色んな商材に日々触れる中で、ホットペッパーが流行しているのに対して、それのリラグゼーション版ってないよね。ってところが始まりです。当時インターン生で求人サイトを作っている人がいて、SEOも上がっていたので営業代理店からそちらにピポッドしました。

 

 –求人サイトって様々なビジネスモデルがあると思うんですが、いかがでしたか?

成功報酬モデル、掲載報酬モデル、ジョブセンスモデル(少額の掲載料+成功報酬手数料)など様々試しました。結果、ジョブセンスモデルが1番顧客を獲得できました。もちろん成長フェーズによって最適なモデルは変わってきますが、やっぱり少しでもお客様からお金を頂くことによって、お互い真剣味が増します。

あと、市場もリーマンショック後は伸びたので、マーケットの成長に乗れたのがリジョブだと認識しています。求人ニーズがあったのと、リクルートがその領域に参入して来なかったことがよかったです(笑) 

 

–だいぶ謙遜されますね(笑)それにしてもじげんに20億円でエグジットってすごいですね!!

ありがとうございます。ただ、私は持ち株ゼロなので、売却益で儲かっている人間ではないんです(笑)副社長という立場で株を持っていなかったことについて色々質問を受けますが、だからこそのポジションが生まれました(笑)

 

 –興味深いです!詳しく教えてください!

その時の経験から色々な相談が来るようになりました。VCから出資を検討してる方から”組んでいる持ち株比率は妥当か? “とか。私はオーナー経営者ではありませんでしたが、現場の最前線にいたのと、経営の裏側も分かるのもあって話が通じやすかったのかもしれません。今の会社は他から資金を入れる必要もない状態というものあり、しがらみながなく仕事が面白いです(笑)

誤解してほしくないのが、プロダクトと戦略次第なのでVCや調達に対してどうこうといういう意味ではないです、契約内容について疑問に思うことはあっても(笑)

 

 –確かに希少人種?だからこそ受ける相談も多そうですね。後編では現在のお仕事や今後考えられていることについて教えてください!

 

DARS by
明治大学経営学部卒業後、2014年に大手人材系企業に入社し、転職サイトを中心とした中途採用領域のセールスを経験。 現在はフリーランスとして活動しており、早稲田大学起業家養成講座への潜入をキッカケにQ-SHOCKをタカタタンと立ち上げる。
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