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元キヤノン社員の社長が語る退職理由と大手企業の実態

こんにちは!DARSです。本日は大手企業を辞めて自らで起業をされている打田さんへインタビューを行いました。打田さんの前職は誰もが知っているキヤノンです。キヤノンは国内で売上高37位(約3兆4000億円)、時価総額15位(5兆7500億円)のかなりの大手です。大手企業という言葉が一人歩きしていますが、ガチガチの大手です。インタビューを前編と後編にかけてお届けしますので、是非お読みください。

 

プロフィール

打田裕馬(うちだ ゆうま)29歳。趣味はスポーツと新たなプログラミング言語の学習。学生時代は日大工学部で科学を学びながら、教員免許取得。暗記教育以外の教育方法の実現をするために、教師を目指したが、教育実習で保守的な人たちがタスクオーバーしている姿にがっかりして教師になるのを断念。

卒業後はキヤノン株式会社に入社。キヤノンではハードウェアのエンジニアとしてプリンターの開発を担当。退職後に株式会社ルートプラスを創業。インターンサイトの立ち上げを失敗し、現在はプログラミング初心者にマンツーマンでの指導、独学からスタートしたプログラミング技術を活かして受託案件をバリバリ行なっている。

離職率2%のキヤノンを退職したキッカケ

 

–キヤノンって離職率も低そうですよね。正直、驚きの 経歴です。辞める人とか他にいましたか?笑

いや、殆どいなかったです。離職率が2%くらいの割合なので、かなり自分は変わり種ですね。

 

–ですよね(笑)そもそも入社の経緯はどんな感じでしたか?

プロフィールにもあるように、教師になるのを辞めて民間企業で知ってる会社をなんとなく色々と受けていて、内定をもらった中で、一番大手だったのがキヤノンだったからです。

 

–大学生にありがちな理由ですが、素直ですね(笑)退職したキッカケは?

入社してから3年間くらいはやりたいことがないながらも、何かこのままではまずいと思って3年間モヤモヤ過ごしていたんですね。その後自分がやりたいことが見つかったことがキッカケです。

 

–モヤモヤしながらもやりたいことが見つかったんですね。何をやりたかったんですか?

近しい人間に引きこもりや不登校の人がいるんですね。その人たちを見ていて、もっとどんな人でも生きやすい環境を作っていきたいんですよね。なのでそれを実現するために起業しようと思いました。まずやり始めようと思ったのが学生のためのインターンサイトです。これについて話をすると長くなるので、また後ほど話しますね(笑)

 

–なるほど!やりたいことが決まってからはモヤモヤ状態から変化がありましたか?

ありまくりです。インターンサイトを作るという目的があったので、仕事が終わったら即帰りをして、独学でプログラミングをしていました。目的があると、上達も早いので急にスキルがつきましたね。

 

–目的の力ってすごいですね。会社辞める時周りから反対や恐怖はなかったんですか?

周りからは反対されましたね。当時の上司からは「この先どうやってメシを食べていくんだ?」とも言われました(笑)そして恐怖はありませんでした。恐怖よりも勢いが優っていましたし、自分がこれからやる事業が成功する気しかしなかったです。まぁ失敗については後ほどまたお話しします(笑)

 

大手企業で働くメリットとデメリット・非本質的な実態

 

–確かに、初めから失敗しようと思ってる人なんていないですもんね。ちょっと話は変わりますが、読者のために大手のメリットとデメリットについて教えてください。

自分でよければいくらでも教えますよ!少し長くなりますが、まずメリットから話しますね。

まずは福利厚生が良いことと当たり前のように毎月給料が出ることですね(笑)上場企業だとコアプラもしっかりしているし職場環境が良いです。あと社内でもギラギラした人とか少ないので、人間関係も良ければ衝突も起きません。

 

–確かに独立すると毎月一定の給与があるわけじゃないですもんね。ものすごくわかります(笑)あと他にメリットはありました?

大手だと、各部門ごとに専門家がいるんですよね。なので分からないことがあれば人にすぐ聞けます。独立すると他の会社にそういうことをお願いすると、お金がかかりますよね。

 

–それ禿同(激しく同意)です。自分の以前のインタビューでも似たことを話しました。今は分からないことがあった時にどうやって乗り越えてるんですか?

基本ググってダメだったら、優秀な知人に聞きます。優秀な人とはお互いにメリットがある状態で繋がっていると良いですね。僕はその人に何かあったら聞いて、その人は僕からたまに仕事をもらうみたいなwinwinな関係性構築をしていると、乗り越えられやすいですね。

 

–社外に信頼できるパートナーを作っているんですね。大手を辞めてからこそわかるメリットも多いですよね。

そうですね。それで思い出しましたが、大手のメリットは会社の名前を借りられることです。自分が会社を辞めてから部屋を借りる時に、大家さんからの承認がなかなか降りなくて苦労した経験があります。キヤノンの人間ではなくなったので、家賃を滞納しないか心配に見られていたのでしょう(笑)

 

–メリット結構出てきたので、デメリットについても教えてください!

基本的に変化がないのでつまらないです!(笑)

 

–言っちゃいましたね(笑)具体的につまらないなと思ったエピソードとかありますか?

新商品をアイデア出しを部署内でしていた時期があったんですね。その際に私は、IoTを用いて色んなところからファイルを集めてプリントすることができるプリンターを提案したんです。

でも上からは「そりゃ無理だろう」「予算はどうすんだ?」と否定的な意見で一蹴されるのです。

 

–えー。。。新商品のアイデアを出す気もなくなりますね。。

はい。。まぁ部署として新商品を出す気があるわけでもないんですよ。結局、上の立場にいる人が部署ごとの取り組みとして報告するためにパフォーマンスの一環としてやっている印象を受けましたね。

 

–上から気に入られるためなんでしょうね。。しょうもないし、全く本質的じゃない。。でもこれが実態なんですね。。。後編では退職後のことについて詳しく聞いていきます。

 

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転職はJAC Recruitment

DARS by
明治大学経営学部卒業後、2014年に大手人材系企業に入社し、転職サイトを中心とした中途採用領域のセールスを経験。 現在はフリーランスとして活動しており、早稲田大学起業家養成講座への潜入をキッカケにQ-SHOCKをタカタタンと立ち上げる。
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