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元リクルートの27歳女性社長へインタビュー!自分の過去から紐解く軸作り

みなさんこんにちは!DARSです。
世の中では少子高齢化や求人案件増加により、日頃のニュースでも”人手不足”が叫ばれていますよね。そのため、人材業界でも様々なジャンル・規模の会社やコンサルタントが多く存在しています。

しかし、世の中でキャリアコンサルタントと正式に名乗るためには、国家資格が必要なことをご存知でしょうか?

今回は人材業界最大手リクルートの卒業生で、キャリアコンサルタント資格保有者の金井さんにインタビューをして参りました。金井さんのこれまでの様々な出来事の経緯やキャリアに対する考え方など根掘り葉掘り聞いてきたので、是非お読みください。「就活や転職の軸の作り方って難しい・・・」そんなことを思った経験がある人は特に必見です。

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プロフィール

 

金井 芽衣(Mei Kanai)27歳

群馬県出身。中学時代はバスケ部主将。地元の高校卒業後、短大へ入学し、保育士と幼稚園教諭の資格を取得。短大卒業後、法政大学キャリアデザイン学部に編入。卒業後はリクルートキャリアに新卒入社し、人材紹介部門のRAとして活躍。2017年3月にリクルートキャリア退社。2017年8月にposiwill株式会社を設立し、代表取締役に就任。国家資格のキャリアコンサルタントを保有しており、ミレニアル世代のキャリア事業を手がける。趣味はホットヨガ・よもぎ蒸し・筋トレ。

 

27歳美人社長の”諦めない心”が形成された幼少期と思春期

 

–今回は取材のお時間ありがとうございます。資格取得だったり、決めたことをやりきる力が強いんですね。その原点はどこからきてるんですか?

そうかもしれません。実は、7歳の時に両親が離婚しているのですが、思春期(中学生くらいに)に自分の存在の意味が分からず、毎日が辛く感じたことがありました。その時期にその負の感情と向き合わずに済むよう何かに打ち込みたいと思ったことがキッカケです。中学はバスケ部で主将を務めながら、生徒会役員に属し、ほぼ成績オール5のいわゆるいい子でしたね。しんどいことをやっている自分に酔っているタイプだったので、シャトルランも1位になれるように部活の後何キロも走ったりしてました。あと、もともと諦めが悪い性格なのか、中学時代に想いを寄せていた異性に毎月告白したりしていました。ただの気持ち悪いやつですよね(笑)

 

–諦めの悪いバスケ部、まるでスラムダンクの三井寿みたいですね!この流れで聞きますが高校時代はどんな感じだったんですか?

チアリーディング部に憧れて、県内の共学の高校へ進学しました。高校時代は部活と恋愛しかしてなかったですね。なので、勉強はおろそかになっていて、240人中239位の成績でした。240位の人は退学されていたので、実質ビリでした(笑)
なので、大学に進学する気もなく、受験で受かりそうなところという軸から、家から近い保育系の短期大学への進学を選択しました。もともと子供は好きだったので。

 

 

金井さんの就活の軸が形成されるまでの行動力とは

 

–おお!ビリギャル?だったんですね。その後編入されてますが、キッカケとかあったんですか?

ギャルではないですよ!(笑)
短大時代に資格取得のために施設実習に行ったんですね。そこで、虐待を受けている子どもや親と幼少期から離れ離れになっている子どもたちを見ました。その現実に直面してから、自分が感じたような孤独感や、親のせいで私は不幸なんだと思ってしまう環境にある人は多いんじゃないかなと感じたんです。ただ、環境のせいにして、何も努力しないよりも、自分の人生を生きるために自ら機会を作り出していきたい、また、そんな人を応援していきたいということから大学に進学し、学術的に深めていきたいなと思いました。

 

–ビリギャルの件は失礼しました(笑)なるほどですね。その時点ではキャリア教育というわけではなかったんですね。

そうなんです。実習・単位取得(4年分の単位を2年で取得)・編入の勉強を両立することが思いの外大変なので、寝る間を惜しんで勉強をしてました。当時学内の教室で勉強途中に椅子を並べて休憩がてら寝ていたら、学長から「どうしてわざわざ椅子を並べて寝ているんだい」と話しかけられたんです。そこで当時の思いや発達心理学への関心を話したら、「心理学・教育学・経営学の3つを学べる場所があるから行ってごらん」と法政大学の教授の授業を紹介されて見学に行きました。その学長の旧友がたまたまキャリアカウンセリングの先駆者、宮城まりこ先生で、その授業を聴いてとても感銘を受けました。こんな学問を勉強できるなら、法政大学のキャリアデザイン学部へ行きたいと思ったんです。

 

宮城まり子先生との写真。今でも様々な相談に乗ってくれているそうです。

 

–どこでご縁があるか分からないですね。見事に編入されたその後はいかがでしたか?

近しい興味を抱いて入学している学友が多かったので、とても楽しい時間を過ごしました。就活時には哺乳瓶のメーカーなど保育系企業に着目していましたが、なんかピンと来てなかったんですね。就活を終えた友人に相談をしたところ、「人材が向いてるんじゃないか?」と言われて、リクルートキャリア(当時リクルートエージェント)のインターンに申し込みました。インターンで人材紹介の模擬体験をして、とても面白かったんですね。その時には「ここの会社で絶対に働きたい」という意思が固まっていました。それから、OB訪問を20人以上にしました。あとは、とこなつ家に頼み込んでで無償で働いたりとすぐ行動しましたね。

※とこなつ家についてはコチラ(https://tokonatsuya.jp/

 

–行動力すごいですね。20〜30人のOB訪問で得たものありましたか?

自分の子供のために”世の中を良くしたい”という思いをOB訪問の際に伝えると、「すごく綺麗事に聞こえてピンとこない」って言われたんですね。そこで自分と向き合ってみると、親が離婚して当たり前にあったことがなくなったというコンプレックスがまずあって、その自分の負の部分を乗り越えて頑張ろうと思ったし、似た境遇の人の力になりたいなと思ったことがキッカケだということに気づいて、自分の中での軸ができたように思います。

 

–ありがとうございました!就活も転職も軸作りって結構、多くの人が悩むところなので、金井さんの行動力を参考にして欲しいですね。後編では金井さんが現在されていることや意思決定の基準について伺っていきたいと思います。宜しくお願いします。

 

 

DARS by
明治大学経営学部卒業後、2014年に大手人材系企業に入社し、転職サイトを中心とした中途採用領域のセールスを経験。 現在はフリーランスとして活動しており、早稲田大学起業家養成講座への潜入をキッカケにQ-SHOCKをタカタタンと立ち上げる。
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