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大手上場企業社員という立場を捨てたアイドルが仕事にかける想い

こんにちは!DSKです。葉山みのりさんのインタビュー後編をお届けします。前編を読んでいない方はコチラ

 

 

−−アイドルという仕事のリアルを教えてくれてありがとう。さっき詳しく聞けなかったけど、前職あんなに大きい会社いたのにそんなに思い切った決断したのはどうしてなの?笑

前職の仕事は好きだったし、やりがいもあったけど、なんか物足りないなって感覚がずっとあったんです。うーん、でも自分でもよくわからないし上手く言えないですね。タイミングですかね。参考にならないですか?(笑)わがままな話ですけど、人に指示されて動くことが性に合わなかったのかもしれないです。

アイドルになることを決めたのは、もちろん「夢への近道になるかも」という部分もあったけど、基本的にネタになることが好きなんですよね。“人生は盛大に遊び尽くさなければ”という考えがもともとあって。だからアイドル始めた理由も最初は、たとえば飲み会で「会社辞めて今何やってるの?」って聞かれたときに「アイドルしてる」って答えたらひと笑い取れるかなくらいの気持ちだったんですよ。オタさんに怒られちゃうかな(笑)もちろん今は真剣にやってますよ。

 

−−ネタになることは昔から好きなの?笑

そうですね。昔から人が引いちゃうようなことをするのが好きなんです。固定観念を壊したい願望があるんですよ。中学くらいから不良なのに生徒会長みたいな感じでした。(笑)不良といっても、自転車通学禁止なのにしちゃうくらいのやつですけど。

あとは高校の時に女の子と付き合ってて、当時はそういう性指向を隠さなきゃいけない風潮がある中でも自分からカミングアウトしていくタイプでしたね。アイドルにおいても、「それはアイドル像に反するだろ」ってことをちまちまやっていくのが好きです。そういう意味では万年反抗期ですよね。(笑)

最近だとハロウィンのコスプレでトレンディーエンジェルのタカシさんコス(?)したのが楽しかったです。

 

 

 

−−アイドルとは思えないけど、なんかいいじゃん!どっちがタカシなのか区別つかないくらい似てるw

でしょ!ハロウィン当日の23:30に何もしてないなーって思って、風呂上がりすっぴんだったけど思いついて即実行したの。我ながら似てて部屋でひとりでにやにやしてました(笑)

 

−−こんなエンターテイナーがファーストキャリアを上場企業で迎えたのも意外!

就活生の時はやりたいこともなくて、「成長」って言葉にただただ憧れている自分がいたんですよね。就活の風潮に乗ってたというか。でも今も前職での経験や考え方は糧になってるし、無駄なことは何ひとつなかったなって思います。

 

−−就活って結構価値観強制させられる感あるもんね。大手やめるのは怖くなかった?

全然怖くなかったですよ。この国で食いっぱぐれることって今のところは余程のことがない限りないと思うし、結局世間体とか気にしなければ…極論生きられればよくないですか?(笑)今の方ががむしゃらにたくましく生きてる感じします。

 

−−みのりんには愚問だったね。でもアイドルやったからこその成長もあるんじゃないの?

もちろん、たくさん色んなことを学べています。最初は本当に経験も夢も趣味もバラバラの女の子が集まっていて、コンセプトも定めにくいし、お客さんにどうやって興味を持ってもらうか考えたりするのも大変でした。

 

−−ほう!詳しく聞かせて!

いいですよ!コンセプトにしている「社会人アイドル」って、私たちのグループで唯一の共通点だった「社会人経験がある」ってところから持ってきてるんです。でもそのコンセプトってインパクトがすごい大きいわけじゃない。働きながら地下アイドルしてる人なんかいっぱいいるし、そもそもアイドルを生業としてる人もいるんだし。だからちょっとでもコンセプトが浸透しやすいように、衣装をスーツにしてファンの総称を「社畜」にしたんですよ(笑)

「社畜」って一般的に会社の家畜みたいな悪いイメージあるから、「社畜といえばあまピリ(グループ名)のファンのこと」くらいまで持って行きたかった。提案して最初は一部メンバーとか社長に反対されたけど、結果的にはファンの人たちも結構楽しそうに「社畜」を自称してくれて。イベンターさんとか他のアイドルさんも「スーツでファンを社畜って呼んでるグループ」で覚えてくれたりしました。

こういうのって言ってしまえばトライ&エラーの企画職だから、今やってることが学生のときに思い描いてた仕事像と全然違っても、社会を生きてく勉強になってるんじゃないかな。社会復帰できないんじゃないのとかよく言われるけど、万が一今後アイドルが成功しなくてもこういう経験面白いじゃんって思ってくれる企業ってあると思う。たぶん。(笑)

 

−−めっちゃ良いこと言うね!仕事も楽しそう!!その調子でQ-SHOCK読者(20代若者)に一言お願いします!

とにかく自分がやりたい、胸キュンすることをやりましょう!ホリエモンさんは本の中で”没頭”って言葉使うけど、それが胸キュンだと思ってます!でもやりたいことが見つからなければ、とりあえず適当に…なんていうと失礼かもしれませんけど、就活して、縁があった会社に入ってもいいと思う。なんでもいいから一生懸命やってそこで得る経験が何よりも大切なんじゃないかな。やってみて、胸キュンしないことを切り捨ててく、っていう消去法でもいいと思います。ていうか、私まだ成功してないんでこんなこと言うの恥ずかしいです。アイドル絶対成功させなきゃな。

あ、あとこれは宣伝だけど、私事務所も10月で辞めちゃったんですよ。自分で1から苦労してやりたくて。今は一緒に苦労したいっていうおバカなメンバー3人で活動してて、新たにコンセプトも練ってる最中です。万が一、すぐお金にならなくても曲作りとかやりたいって人はTwitterでDMください(笑)アカウントはコチラ

 

 

葉山みのりさん、最後に深いことを熱く語ってくれました。DSKもQ-SHOCKの運営をはじめとして、胸キュンすることにどんどん挑戦していきたいと思える素敵なインタビューでした!

DARS by
明治大学経営学部卒業後、2014年に大手人材系企業に入社し、転職サイトを中心とした中途採用領域のセールスを経験。 現在はフリーランスとして活動しており、早稲田大学起業家養成講座への潜入をキッカケにQ-SHOCKをタカタタンと立ち上げる。
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