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こんにちは、タカタタンです。
本日は、昨日の前編に引き続き、草田さんへのインタビュー後編をお楽しみください。
–教育へ興味を持ったということですが、デロイトでのインターンを終えて何かされた事はあったのでしょうか?
「自分にとって何がやりたいのか」を考えていた時期に先日Q-SHOCKにも出演した山名さんのお誘いで、彼女主催の「ミス大臣コンテスト」という政治×ミスコンをテーマとしたイベントに出場する機会をいただきました。その時は「大学生が学外で挑戦できるような環境を作る」政策の提案をしていました。
インターンを学内でもっと推進させ単位と結びつけたら学生にとってモチベーションのアップになるんじゃないか?など学生が学外に視点を移せるようなことはできないか、とその時は考えていました!
そこから一人一人の行動の積み重ねが社会を変えていくのではないのか、という視点に自分の思考が変遷して行きました。
何か目の前に課題や違和感があったとしても“自分たちでどうにかしよう”と思うマインドを育てたり、そんなマインドが醸成される様な社会が作れないかと思い
まずは私と同い年の人達が自己肯定感を上げられるような環境を作れないかと思って大学生向けにイベントを開催しました。
しかしそこで分かったことは、同い年の子たちの考え方が、固まっていた事でした。
自分自身の人生の選択肢でさえ、人にどう見られるかに左右されている。「その選択肢が本当にいいのか?」という疑問を持てない。すごく内省的な人が少ないな、と感じました。そして、価値観が固まっているのはなぜかな考えている中で「幼い時に周囲から受けた考え方が、大きな影響を受けているのではないか」という仮説に至りました。
–なるほど。固まっている、とはどういうことか詳しく教えていただけますか!
よく、自分自身に自信がない、こういう生き方で良いのだ。という人がいるのですが、その様な状態になっているのはその人自身ではなく社会の側に要因があるんだろうなと思いました。しかし、社会をいきなり変えていくのにはあまりにも広すぎる。そこで私たちにとっての「最初の社会は家庭だ」ということに気がついたんです。そして、親子関係を見つめ直す事が、自己肯定感を醸成するきっかけになるんじゃないかと思いました。
–このマインド醸成の為に最初におっしゃっていた100BANCHへ申し込んだんですね!
そうです。100BANCHはパナソニックが創業100周年を迎えることを機に若い世代とともに、次の100年につながる新しい価値の創造に取り組むための施設です!私も10月からその施設にて活動させて頂いており、プロジェクトでは、渋谷のお母さんをはじめとして様々な方へ相談をさせていただき、ミーティング等をして“親子間の思いと行動のすれ違い”についてどうアプローチをして行くのかを模索していました。これからは、高校生や大学生向けにワークショップを開いていく予定です。親と子の思いと行動のすれ違いを無くし 子供の自己肯定感を上げるというテーマについて研究し、形にしていけるプロジェクトになればと思っています。
–素晴らしい取り組みですね!草田さんは親子関係についてどれくらいの期間考えて行きたいと思っているのですか?
実はライフワークとしてやっていきたいと思っています。
一人一人がもっと自分らしく、ポジティブな気持ちで選択肢をとっていってほしいし、自分もポジティブに自分らしい選択をしたいなって思っています。
そういう選択ができる社会にもなっていってほしいです。
–最後にQ-SHOCKをご覧になられている方へメッセージをお願いします!
日本人は他者を尊重できるという点において強みであると思います。だからこそもっと自分を大切にして欲しいです。自分がどうありたいか、どういう時が幸せなのか、という部分を考えることが重要だと思っています。そしてそこに向かって、諦めるのではなく、自分の努力次第で自分を変えようと思い、行動していくこと。そして、ハードルとか枠とかを自分自身で超えられるということも伝えたいです。