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【TNK12期代表】Candleマフィア山内遼が東大在学中にTelescopeを立ち上げるまでの軌跡

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Q-SHOCKをご覧になられているみなさん、こんにちは。タカタタンです。
先日の森本さんに引き続き、Candleのインターン、TNK12期の代表を経験して
Telescope Inc. を創業された山内遼さんに、事業を作る際の苦悩について聞いて来ました!

山内遼、1995年10月1日生まれ(22歳)

岡山県岡山市出身。小学生から中学生にかけて3年間エジプトに住んだ後日本に帰国。
岡山朝日高校を卒業後一年間の浪人を経て東京大学文科2類に進学。
東京大学起業サークルTNKに入り、12期代表に就任。
同時期に株式会社Candleでインターンを経験。
2016年7月7日に株式会社Telescopeを創業し、代表取締役社長兼CEOに就任。
2017年6月に自動車比較メディア「SUNROOF」をリリースし、半年で月間ユーザー10万人を達成。
SEOとメディアが好きです。

–山内さん、早速ですが、現在されている事業について聞かせてください!

はい。SUNROOFという、現在、自動車の比較サイトを運営しています。自動車全体の比較メディアを目指しながら、現状は、中古車の比較カテゴリーが実装されている状態です。自社で在庫を持って中古車のディーラーと提携して送客するのではなく、アグリゲーションサービスと言って、すでに、インターネットにEC的なサービスを出しているプレイヤーの在庫を横断的に比較できるというサイトです。

 

–旅行でいうと、じゃらんとか楽天トラベルのサービスなどを横断的にまとめて、国内最安値で旅行できますよというようなトリバゴさんみたいな感じでしょうか!バイト探しのindeedとか。自動車で先行してやられている会社はなかったのですか?

そうです!自動車で先行してやっている会社は一応あります。じげんという会社がアグリゲーションサービスをいくつも持っているのですが、自動車を見てみると、横断比較が実現しているサービスはなくて、じげんはアグリゲーションサービスと銘打っているのですが、カーセンサーというリクルートが運営しているメディアと提携していてそこの情報が9割くらいを占めている状況です。

マーケット全体の流れとして、一次情報や在庫がネットに乗る状態が成熟すると、「それを横断して比較して最安値!」っていうレイヤーのサービスが出て来るということがどの領域にも起こります。この最終レイヤーの、本当に中古車をまとめて見られる横断比較のサイトが日本には存在しないと認識しています。そういうポジションを弊社が担っていきます。

山内CEOが手がけるSUNROOF 

–なるほど、山内さんのサイトに対するこだわりを教えてください!

こだわりは、3つあります!

こだわりの1つ目は、データ量が日本最多ということです。
日本中に転がっている中古車のデータをかき集めてきて、色々なサイトを訪れなくてもうちだけで日本中の中古車が比較できる。
中古車の案件量にはこだわっていて、現状でうちが日本一になっています。ただ、まだまだ貪欲に伸ばしていきたいと思っています。

こだわり2つ目は、比較体験です。現状の比較サイトだと複数の車種、複数メーカーを横断的に比較できないんです。例えば、「トヨタと日産とスズキとマツダのハイブリットで全ての中でいい感じのもの」とかを選びにくいんです。サイトのURL構造の問題から、難しかったりするんですが、「本当はこう比較したい!」というユーザーのニーズに対して、サイトの側の問題でそれが実現されていなかった。だからこそ、難しい課題を克服して、細かいユーザーの比較ニーズに、ピッタリとあったものを提供したいと考えています。

こだわり3つ目は、新しい意思決定の仕方を、この市場で提案していきたいという決意です。私は、ページを見て、ユーザーがいちいち比較していくということが、ベストなソリューションじゃないと思っています。現状は、小さいものだと動画を入れて見たりとか、インスタの画像を引っ張って見たりということはチャレンジしています。もっと大きい事は、今後データとアルゴリズムを掛け合わせてレコメンドエンジン的なアプローチをしたり、
コンシェルジュの様に、まるでめちゃくちゃ詳しい人に気軽に相談しているように、クルマ選びができるサービスをAIで実現したいです!もっとデータ・ドリブンにやって行けるような方法を、長期的に模索していけたらと思っています。

 

–素晴らしいですね。コンシェルジュのようなサービスぜひ実現していただきたいです!正直、検索慣れしていない私は、きづいたらあっという間に1時間を浪費してた!とかありますからね(笑)ところで、起業をしようとしたきっかけについて聞かせていただけますか。

私は、岡山出身だったんですが、田舎の高校生は、起業という選択肢を知らないんです。私も全員就職すると思っていました(笑)ただ、私が東大受験で浪人をしているときに、現役で東大に行った友人が東大サークルのTNKに入ったという投稿をFacebookで見ました。見た瞬間に初めて起業という選択肢を知って、その瞬間「私は将来的に起業するな」って直感しました。これは感覚としてなりました。やりたいことがあったわけではないんですが、ライフスタイルとして起業が天職だと感じました。

それで浪人して東大に入学、TNKに入りました。1年半活動したのと、Candleでイターンしていました。そして、TNKに在籍中に、TNKの同期と起業したという流れです。Candleでフルコミインターンしてから起業された人は10名ほどいますね!

手前オレンジの方が山内氏。奥の多動力ポーズをしているのが金氏。Candleにてインターンを経験してから起業をした。

–素晴らしいですね。TNK、、、!私も大学生だったら入りたい(笑)インターン先はどう絞ったんですか?

TNKで、インターンをどこかでするという風潮がありました。それで、どこでするのか悩んでいた矢先に、金さんからメッセージが来て、一度ご飯を食べに行って、そのままオフィスに連れて行ってもらい、当時の副代表を紹介してもらって、握手をしてそのまま決めました。

 

–え!はや!即断即決ですね (笑) Candleではどのようなことをされていたのですか?

はい(笑)基本的には、入ってすぐに、メディアのディレクターをしていました!Candleにはメディアがいくつかあって、車のキュレーションメディア、健康のヘルスケア、エンタメ系のトピックスや、MARBLEの前身になるような事業を任せて頂いていました。「数値を伸ばすためには何をしてもいいよ」といわれていました。かなり裁量を持たせていただきましたね。そして、最後の1ヶ月で、Candleがメディアの横展開をして、一気に食と旅とインバウンドの3メディア立ち上げたときがありました。そのうちの旅のメディアを担当をして立ち上げもしていました。

 

-Candleって予想以上に裁量を持たせてやらせてくれるんですね!メディアの担当って、例えばどんな事をされるんですか?

大きく分けると立ち上げとグロースの、2つの部分を担当しました。まず、メディアが何をやったら伸びるのかということがアセット化されているので、旅行のカテゴリではどのように適応させて、伸ばしていけばいいのかというところを探求します。全てアセットに落とし込んで、いかに効率よく回していくのか、という事を経験させてくれるんです。だからCandleは、起業を志す者のインターン先として最高でした。

 

–Candle辞めるきっかけはなんだったんですか?

何かを勉強するとき0から80パーセント、80から100パーセントの20パーセントは同じくらいの時間がかかるんです。80%のところまで行くのが鋭い成長のときが楽しいし、自分のためになるなとおもって、0-80%に達したと思った時にやめました。Candleをやめて、起業するまでの半年間はTNKの代表をしていました。

 

–なるほど、明確で前向きな理由ですね。TNKの代表もされていたということで、後編では、事業の作り方について教えてください!

 

by
早稲田大学大学院卒の27歳。 Tokyo XR Startups、レオス・キャピタルワークスにおけるインターンを経て、早稲田起業家養成講座に触発されDARSと共にQ-SHOCKを開始。現在は、for Startups, Inc.でヒューマンキャピタリストとしても活躍中。趣味は読書とカフェ巡り。ビールが大好き。
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