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「POLは人材じゃなくてLabTechの会社です」POL加茂倫明さんの目指す世界観とは(後編)

みなさん、こんにちは。株式会社POL 加茂倫明さんへのインタビュー後編をお届けします。後編はPOLが大切にしている思想、哲学の部分を語っていただきます。是非お楽しみください!

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POLが目指すのはLabTechの会社

 

 

ー今後目指していく姿っていうのはHR会社というよりかはLabTechの会社ですか?

それは完全にそうです。一番最初は、自分の理系の先輩が困ってるってところで就活サービスを作ろうと思ってやり始めました。でもやっていくうちに就活とかキャリアとか以外にも研究領域ってめっちゃ課題あると気付いて、構想が広がっていきました。だからPOLは研究者版のM3みたいな感じです。

研究者の日々の研究、研究室内のコミュニケーション、学会に行く準備、就活などのあらゆる工程をテクノロジーで改善する。それによって彼らのポテンシャルが最大限発揮できるようにして、科学や社会の発展スピードを上げていくっていうのがうちの会社のビジョンなんです。

それに向かう1つ目として、課題があるっていうのと、僕が学生で大学の中にいるっていう強みを生かせる、キャッシュフローが立ちやすくて早めに事業が黒字化しやすい領域という3つの観点で、人材からやっているっていうイメージです。早いタイミング、上場とかそういうタイミングで、人材領域の売り上げ以外が半分とかになるんじゃないかなって思っています。

 

POLで大切にしている考えは「他者にモチベーション」があるかどうか

 

 

ーインターンの学生を受け入れていらっしゃいますがどういう子に来てほしいみたいなのはありますか?

それでいうとうちは結構ユニークかなと思っていて、あんまりベンチャー大好き!みたいな人は合わないですね。逆に僕らが一番見ているのは素直さ、謙虚さみたいなところと成長意欲とかやり切れるか、頑張れるか、あとは人として好きか、楽しい人かどうか、それぐらいしか見てないですね。完全なポテンシャル採用で見ています。現状の知識とかスキルとかは全然見てなくて、素直さ謙虚さみたいなところを見てますね。

あともう1つ重要なのがモチベーションが他者にあるかどうかっていうところです。自分がどうしたいとかどうなりたいというよりも、どれだけ社会で役に立つかとかユーザーを喜ばしたいとか、他者にモチベーションのある人をうちは結構求めてます。だから普通の会社とか多くのベンチャーに比べたらギラギラしてないですね。

 

ー他者にモチベーションがあるかを重視されているんですね。

多分そういうのって全部経営者の考え方やなと思っていて、僕がまずなんで起業したいのか経営してるのか、どういう会社にしたいとかって部分と関わってきます。

僕は経営者としてのモチベーションが2つしかなくて、1つは僕らの活動によってユーザーやクライアントを幸せにする、そして社会をめちゃくちゃよくしたい。もう1つはメンバーを幸せにしたい。

この2つをできる限りデカい形で達成する。そのために会社を大きくしたい。僕が何を目的にやっているかはそれに尽きるんですよね。

まず、POLはそういう会社ですよっていうのが前提にあります。ただ、全員は幸せにできないと思ってます。会社や組織としても全人類を満足させるサービスは作れないし、会社としても全人類が入って幸せになる会社や組織ってないと思ってます。

じゃあ僕らはどういう人を幸せにしたいか、つまり、どういう人を採るかっていうと僕らが事業としてやろうとしている、社会をよくするってこと自体にモチベーションを感じられる人を採る。そうすれば、その人のやりたいことと会社のやりたいことが合致しているので会社としても幸せになるって思ってます。会社自体がLabTechっていう領域でまず科学とか社会とかの発展スピードを上げて貢献するって会社なので、それにモチベーションを感じる人を集めます。だからこそ僕らは彼らを幸せにできるんじゃないかなって思ってます。

逆にいうと自分が自分がみたいな人が入ると多分僕らはそれを居心地悪いって感じたりとか、会社がやろうってしてることが他者に向いているのでお互いに不幸せなんだろうなって思います。そこは譲れない価値観ですね。

 

最近、組織ってすごいアートっていうか生き物だなって感じます。経営陣や初期メンバーの性格や思いで、組織にすごい影響を与えてるなって感じます。いろんな経営者と会ってよりそう思います。

 

元ガリバーインターナショナル吉田行宏さんとの出会い

 

 

ー元株式会社ガリバーインターナショナル(現株式会社IDOM)専務取締役の吉田さんと一緒にやられてますよね。何か狙いというか目的があってそうされているんですか?

一番の要素としては運が強かったです。彼にも株は少し持ってもらってますが僕が会社作る時に数百万借金して作ったので、いわゆる学生起業が必要とするエンジェルラウンドなどの投資も必要ありませんでした。だから共同創業者はいなくてもいいかなと思いましたが、人の紹介でたまたま吉田さんとお会いして、この人しかいないって思って、アプローチして一緒にやることになりました。

この人しかいないって思った理由はいくつかありますが、大きく分けると2つあります。1つは戦略的思考力が半端ないってところです。僕、意識高かったので多くの起業家や投資家に会ってきましたが、吉田さんはレベルが段違いでした。あまり表に出る人ではないですが本気ですごくて、それが最近いろんな人に知られちゃってマネーフォワードとかJapanTaxiさんから組織コンサルで引っ張りだこなんです。本当POLのウェイト下がるんでやめてくださいって言ってます(笑)。

僕、創業決めるまでに彼と1時間のミーティング2回しかしてません。でもその2時間で圧倒的にすごいことが伝わりました。

それと同じくらい大事なのが、人格とかビジョンの部分です。僕自身が先に言ったような思いで経営したいとか事業したいっていう人なので、どれだけ優秀でもオラオラタイプやと絶対合わないんですよね。その点、彼は若い起業家を応援したい、自分が死んだ後もいい経営者を残せば彼らがどんどんいい社会を作ってくれるし、その人らがまたいい経営者を生んでくれるからっていうので若い起業家を育てたいって思いがあって、完全にモチベーションが他者にあるんですよ。その時に完全にこの人とやったら一緒にやりたいし、僕もより人格を成長させられると思いました。

戦略的思考力ってところと人格ってところの両方が120点満点だったのでお願いしますって言いました。出会いは結構偶然で、決め手はそんな感じでした。

 

ー加茂さんにとって今の吉田さんはどんな位置づけですか?

今の時点で創業から約2年ですが僕にとっての彼の位置づけは大きく3ステップあります。1ステップ目は人を育てる。彼は人を育てるのがめちゃくちゃうまいんですよ。人に気付きを与える場を設計するのがすごくうまくて。彼は経営者向けに研修もしてますが、それをお願いするのもわかるってくらい人を育てるのがうまいです。だからまず、彼によって僕とか今いるメンバーがめちゃくちゃ成長する、僕らの成長角度を上げるってことが1ステップ目です。

2ステップ目は吉田さんを除いた他のメンバーが人を育てられるようにしてもらうってことですね。吉田さんがいなくなった後でも、僕らがちゃんと人を育てられるようになる。そこに対してトライアンドエラー繰り返し、吉田さんにフィードバックもらいながら、僕らも人を育てられる人材になるっていうのが2ステップ目です。

3ステップ目、これは僕とかが死んだ後で、どんどん今いる人が抜けていった後でも組織として人が育つ仕組みに落とし込まれている。評価だったり、制度だったり、カルチャーだったり、あらゆるところに人が育つDNAを染み込ませていくのが3ステップ目。それができて初めて、永続する会社ができるんですね。そのためDNAに人や組織が育つっていうのを染み込ませる必要があると思っていて、吉田さんはそれを生きている間に一緒に作っていくパートナーですね。

 

ー人が育つ仕組みですごいなって思う会社あります?

僕はPOLが一番だと思ってます。ベンチャーの中では絶対自信ありますし、あんまり大企業とかは見てないんでわからないですけど。ポジショントークも含めPOLが一番だと思います。何でかっていうと、人ってどう言う時に育つかっていうと、まず1つが情報と権限が与えられていることだと思います。例えばインターン学生を安くて、がむしゃらに働いてくれるリソースとして見てる会社が多い。僕らはリソースとしても見てるんですけど同じ船に乗る仲間というか、もはや船長室いる仲間と思っていて、情報と権限与えまくってます。議事録全部公開は当たり前で、経営会議なども全国のインターン生がライブ参加できるようにしてます。あとは仕事も150%くらい背伸びしてぎり届かないくらいのものをバンバン振っていきます。要は情報と権限をかなりもらえるってことがまず1つ目としてあると思ってます。

あとはいくつかあって人が育つ、人を育てるために、僕らが本気で知恵を絞ってあらゆる場を提供していく、幹部を育てるようなプログラムをいくつか作ったり、それこそ学生メンバーが全国にいるんですけど全員定期的に東京に呼んで合宿とかしてます。百数十万くらいかかるんですけど、合宿に百数十万かけるベンチャーっていないじゃないですか。でも絶対かけるべきだなーと思っています。

人が育つ仕組みの根本は僕らが人を育てるっていうことにどれだけコミットしてるかってことで、そのさらに根本はどれだけ長い軸で経営してるかってことなんですよね。上場を目指すだけだったら、人を育てるっていう必要性とか重要度っていうのがあんまり高くならないと思います。でも永続する会社作ろうと思ったら絶対人を育てる必要性が出てくると僕は思ってます。

 

ー永続する会社を作るって言う人と初めてお会いしました。

むなしくないですか?自分が死んだ後、自分のやってきたことが無駄になるって。

シンプルに僕は死んだ後にも何か残したいって思いでもともと起業しようって考え始めました。でもやっぱり時代として変化が激しいので会社が永続しにくくなっている思います。だから永続する企業ってほとんどないんですよ。その中でいかに永続する会社を作るかって考えると、永続しないけど強い事業を作れる組織作るしかないと思っていてます。そこは多くの企業ができてないとこだから僕ががやったんねんっていうゲーム的な楽しさを感じてるところもあります。難しいからこそなんかやりがいがある感じです。

 

自分が没頭できることを突き詰める

 

 

ーQ-SHOCKで定番の質問になりますが学生や若手に向けてキャリア的な面で伝えたいことありますか?

僕はどの会社で働くかよりもその会社でどう働くかっていうのが一番大切だと思います。就職活動でもどの会社いいらしい、あの会社あんまりよくないらしいっていうので左右されがちですが、それよりも大事なのは自分のスタンスだと思います。

まず、自分自身が人生を通して何を成し遂げたいのか、自分の人生において何が成功なのかを考える。答えが出ない人も多いと思いますが、まず考える。答えが出たのであれば、そこに向かって最短で行けるような、直進する選択肢を取る。

例えば、立派な経営者なりたいのであれば、出来るだけ経営者に近い覚悟で頑張れる会社を選ぶのが大事です。ベンチャーがいいとか小さい会社がいいとか一概に言うのではなく、自分がその会社の経営者として、当事者意識を高く持って、本気で100%頑張れる会社を選ぶ。

もし、自分がやりたいことが全然わからなければ、それはなんでもいいので自分が楽しめる、没頭できるところに行くのがいいと思います。成長するため、成功するためには、相当な努力が必要です。ひとり頑張らないといけないけど、それは、余程ドMで、メンタル強い人でないと突き抜けた努力ってできないと思います。だから、突き抜けた努力をする唯一の方法は、努力を努力と思わずに楽しむことだと思います。自分が没頭できることだからこそ、ひとり突き抜けた努力ができる。だからもし、人生を通してなりたい像がないのであれば、自分が没頭できることを突き詰めるのがいいんじゃないかと思います。

もしどこから始めたらいいかわからない人は、まず「自分は何のために生きてるんですか」って自問自答するところからやるといいと思います。

 

ーPOLの始まりも友人の相談からですもんね。そういうのを見つけるためにも身近なところに対しても課題感もって物事を見た方がいいですか?

事業の課題っていくらでも転がっていて、50%の確度での解決すべき課題が無数に見つかると思います。それこそ理系就活やばいっぽいとか、満員電車つらいとか、無数にあると思うんですよ。その中で自分が没頭して取り組めるような課題をまず一つ選ぶ。あとはその確度も50%のざっくりとした課題だと思うので、ひたすらターゲットの人にヒアリングする。そして彼らの気持ちに憑依するくらいの気持ちで課題を完全に理解しに行って、プロダクト作っていくのがいいんじゃないかなって思います。

 

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早稲田大学の基幹理工学部3年生 現在Q-SHOCKのSHOCKERとして活動中。また学生就活コミュニティを友達と立ち上げ運営中。 趣味はサイクリングと読書
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