こんにちは、DARSです。今回は、以前Q-SHOCKに出演して頂いた高梨さんと現在共に会社を経営されている高松さんへお話を伺いました。途中で少しだけ高梨さんも登場されます。
“中卒社長”や”大手出身”などなどQ-SHOCKでは様々な経歴を持つ方にこれまでインタビューを行なってきましたが、なんと高松さんは美容師からスタートアップで代表まで務めたごく稀なキャリアの持ち主。そんな高松さんがQ-SHOCKだけに過去のキャリアや仕事術について詳しくお話してくれましたので、是非お読みください。
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目次
高松裕美(36)ファーストキャリアを美容師でスタート。25歳で0フェーズのスタートアップ(リジョブの前身企業)へキャリアチェンジ。リジョブでは代表取締役COOを務め、じげん社へ20億円の売却を経験。その後高梨さんとともにビタミン株式会社を設立し、スタートアップ支援事業を手がける。 |
–本日は取材のお時間ありがとうございます。美容師からのスタートアップって前代未聞ですね。なぜ当時美容師になったんですか?
実は、もともと美容師にずっとなりたかった訳ではないんですよね(笑)2000年に流行していたビューティフルライフというドラマでキムタクが美容師役をしていて、”カリスマ美容師”という言葉で社会的ブームになってました。美容師って自由そうというイメージでなんとく決めてしまったので、美容に対して、高い志もありませんでした。当時はそういう社会背景があって美容師を目指した人がすごい多く、美容専門学校の倍率がめっちゃ高くて8倍とかあったんです。
–狭き門だったんですね。美容師の専門学校の2年間ってきついイメージあるんですけど、実際どうでしたか?
超ユルい学校と超厳しい学校があって、私は何を思ったのか軍隊並みに厳しい学校に行きました。美容学校なのに髪を染めちゃいけなかったり、遅刻すると帰らせられたり、寝てると頭を叩かれたり(笑)
–ヘアカラー禁止の美容専門学校って(笑)憧れで入った分厳しい環境だとギャップがありそうですね。
当時はそれが普通だと思ってるのでそんなに抵抗はなかったです(笑)成績は良かったたんですが、就活は一切しないまま卒業しました(笑)
–宝の持ち腐れですね。ニートを経てから美容師になられたんですね。美容師生活を5年やって転職されてますが、ずっと続けるつもりがなかったんですか?
将来のことを考え、最終的なキャリアがオーナーと想像したときに、自分ではしっくり来なかったんですね。何か自分がなんとなく描いているものとは違うなと。そう思ったら、もう続けるモチベーションが急になくなって、即辞めて転職活動はじめてました。
–なるほど。美容師の仕事自体が嫌いとか不向きだとかではなかったんですね。
そうですね。お客さんには老若男女や職業を問わずに色々な方がいらっしゃいますから、様々な人や生き方を知れたことがすごく楽しかったし、自身のコミュニケーション能力を高める上でも仕事自体に面白みはとても感じていました。
–それにしても、美容師からスタートアップってかなり勇気というか大きな決断が必要そうな選択ですね。
実はですね。それがそうでもないんですよ。専門的な業界にいるので、一般社会の当たり前を知らない強さが(笑)美容師の仕事って土日休みじゃないし、正直給与も良くないんですね。つまり、労働環境に対する理想がめちゃくちゃ低いので、スタートアップのような一般的に厳しい環境でもなんてことなかったです。むしろ、同世代の人ばかりで仕事をするのがとにかく楽しくて、給与も上がるし、休みも増えてラッキーって思ってました。
–美容師以外の経験ゼロからスタートアップに行って給与が上がるって考えられないですね!
そうなんですよ!だから美容師に限らずですが、労働環境に対する理想がめちゃめちゃ低い人はスタートアップ向いてると思いますよ(笑)
–そういえば、どうやって転職先とは出会ったんですか?
高梨:ここは僕から説明しますね。当時の旧リジョブはお金がなかったので、mixiで転職活動をしている方を探してDMを送ってました。当時、特定のキーワードに入っている人に自動で足跡つける機能があったので、そちらを活用して日記などに”転職したい”とか書いている方にアプローチをしてリクルーティングしてたんで、当時の最先端の採用活動でしたよね(笑)
高松:まんまと釣れた感じです(笑)スタートアップ以外にも、何社か見てましたが、スタートアップのカオスな感じにときめいてしまって、それで決めたので、事業内容とかよくわからずでした。当時25歳でしたが、「社会人としての服装がわからない」は当たり前、パソコンの電源の入れ方が分からないという、就活生以下のスキルで入社しました(笑)
–その採用手法面白いですね!またお金がないからこそ成し遂げた創意工夫から良縁が生まれていてカッコいいです。仕事的なところで美容師の経験がスタートアップでも活きているものなどはございますか?
傾聴スタンスは活きました。美容師は幅広い世代の方がお客様なので、人に合わせて傾聴する力が自然とつきます、なので、社内外問わず、営業や採用・人事など対人については得意だったように思います。
–なるほどですね。自分人見知りなので、個人的にも聞きたいんですが老若男女問わずに仲良くするための秘訣とかあるんですか?
こちらが聞きたいことと相手が話したいことをベン図みたいに描いた時に重なり合うというかリンクする場所はどこなのか?を常に考えてアウトプットする、相手のことを考えるという視点が抜けてなければスムーズなコミュニケーションは成立すると思ってます!