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「自分が何をしたいのかを考えよ」トリビューCEO毛迪の迷わない生き方

楽しく働く人を応援するメディアのQ-SHOCKをご覧の皆さん、こんにちは!タカタタンです。

本日は昨日に引き続き毛さんから、ストレートに、事業にかける想いを語って頂きました。

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(photo by jin)

毛CEOが語る美容整形の難しさとその課題

–デイさんの将来目指すところを教えてください!

私は、美容整形の領域で課題解決をして行きたいです。

私たちが、提供している事を一言で言うと情報収集なんですけど、美容整形って、情報収集で必要な情報がフェーズによって違うんです。

初期フェーズは、「かわいくなりたいな」という願望です。そこから、「よしやろう!」となって手術をして、完成するまでの期間でも、色々な「はてな」があります。

美容整形をしようとする人は、最初は広く情報収拾し、「私はどの術式が適しているのか?」、「どんなリスクがあるのか?」、「この手術をしている人は、満足しているのか?」などを調べます。そして、「よしやろう!」と思ったところから、お勤めの方は、「会社を何日休んだらいいの?」といった悩みがあります。何日間で人前に出られるようになるのかも、手術方法によって違うんです。あとは「手術代が数十万となったときにローンを組めるの?」術後って普通腫れていたりと、凄く不安になられる方がいらっしゃいます。だから手術が終わっても「今日から会社に行かなくちゃいけないけど、どうやってごまかせばいいんだろう?」とかフェーズごとに生じる悩みを最初から最後まで解決できるサービスにして行きたいです。

アプリはリリースしてまだ5ヶ月なのでまだまだこれからですが、ユーザーの皆様の意見を参考にして、アプリ内で不安解消・情報収集が完結するようにして行きたい。

 

–課題は多いですね。社会の課題に取り組まれていて素晴らしいです。ところで、美容整形業界の市場感ってどんな感じなんですか。

まず国内から言いますと、口コミサイトはあるけど、テキストがメインだったんです。でも、美容整形の情報ってテキストよりも画像の方がわかりやすくて、今のユーザーは半数くらいが10代で、若い子は長文読んでいい悪いを判断するんじゃなくて画像を見ていい悪いを即判断していますし、写真だとテキストよりも信憑性があるんです。

海外だと、中国に100億円くらい調達している美容整形アプリのスタートアップもあって、ユーザー数も数千万人規模です。韓国にもアプリがあって、日本人でも韓国に行って手術する人もいるんです。中国や韓国のアプリが先行しているので、そこを参考にしながら日本版アプリを作りました。だから、資金調達をしたときにも、中国のアプリを実際に見てもらって、ユーザーさんがこうしていると言う事をお伝えすることもできました。

 

(photo by jin)

毛CEOが事業を美容業界に絞り込んだ理由

–すごい市場がありますね。ちなみに、 デイさんが起業されたときに企業の領域をどう絞り込んだのか、お聞かせください。

最初に取り組む領域を2つ決めていました。

それは、私自身が自分の人生においてものすごく価値があると思ったことで、教育と美容でした。教育の中でも外国語教育です。私は出身が中国で、家の中で日本語と中国語で話をしていて、色々な言語を知れると、常識の幅が広がる。だから、人生の幅を広げる。よって、私が取り組む価値があると思いました。もう一つが美容です。特に美容整形は不安が大きいものの、外見に自信を持てるよいうになることで人生の質を上げるものだと思うんです。いつも、ユーザーからコメントをいただくんですが、「手術が成功して、毎朝起きて幸せです。整形するときにとても参考にさせて頂いたので恩返しをしたい」と言っていただいたり、リスクもある一方で、ちゃんと幸福感をもたらせてくれます。

その2つの分野の中でマーケットがあって、競合環境を見ながら、うまく行きそうな環境で起業するという基準で決めました。ただ、マーケットがあっても、起業をすると、基本的には大変なことが多いので、流行りに流されて起業をしても難しいと思います。だから想いが大事なんだと思います。

 

(photo by jin)

毛CEOからQ-SHOCKの読者へ

—デイさんからは、明確な軸であったり、芯のようなものを感じますね。最後にQ-SHOCKをご覧の皆さんに一言ください。

何をするにしても、自分の価値観を深く理解することが大事です。自分が今楽しめていないんだったら、どう楽しめるのか考えてください。仕事を楽しめていないんだったら、原因ってひとつじゃ無いと思うんです。仕事、クライアント、分野だったり色々とあると思うんです。だから、自分の置かれている環境で、何が許容できるのか、何が許容できないのかを整理して、自分が重視することを決めると言うことが大事です。悩んでいる方を見ると、自分でも何がしたいのかわかっていない方が多いんです。私も、仕事がなかなかうまく行かず、辛い時期がありました。クライアントへの提案が通らなかったり、目標達成が見えないときだったり、チームの雰囲気だったりと、色々あって全てが嫌になって一度転職を考えたときに、自分がモチベーションが上がらない理由が何なのかが分からないまま転職をするとダメだと思ったんです。それから、2年間リクルートに在籍する中で、自分にあった仕事の仕方やどんな時にモチベーションが上下するのか、またどんなことは許容できないか、など明確にして行きました。そして、その基準が明確になったときにリクルートを退職しました。結果としては今は大変ですが、充実した毎日を生きれています。だからこそ、自分の価値観を今一度見直してみて欲しいですね。

(photo by jin)

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早稲田大学大学院卒の27歳。 Tokyo XR Startups、レオス・キャピタルワークスにおけるインターンを経て、早稲田起業家養成講座に触発されDARSと共にQ-SHOCKを開始。現在は、for Startups, Inc.でヒューマンキャピタリストとしても活躍中。趣味は読書とカフェ巡り。ビールが大好き。
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