楽しく働く人を応援するメディア

「学生はもっと人生の選択肢を増やした方が良い」最年少上場を目指す学生起業家が語る

こんにちは!DARSです。前編ではこれまで西村さんが作ってきたサービスや現在力を入れているアンチエイジングのサービスについても教えて頂きました。後編では未来のこと、そして恒例の同世代へ伝えたいことなど語って頂きます。

 

「人助けの循環を作って、全世界の人を幸せにしたい」西村さんが描く今後

 

 

–プロフィールにあるセルサポは家政婦のマッチングサービスなんですね。

そうですね。現状家事代行のマッチングサービスは世の中に結構あるんですが、家政婦の場合は、家政婦派遣所みたいなところから家政婦が紹介されるのが主流です。そのためマージンが発生するのですが、結構高いんですよね。なので、家政婦と雇い主(家庭)が直接契約を結ぶための出会いをサポートするマッチングサービスを作りました。ただ、なかなかマネタイズには苦戦しています。今後は新たなビジネスモデルにしていこうと考えています。

 

–セルサポについての今後という話も出ましたが、全体的な今後の展開について聞きたいです。

マッチングサービスを乱立させるのが第一フェーズで、『若さフィット』と『セルサポ』をそれの牽引役にしていきたいです。

Q-SHOCKで様々な方のインタビューを拝読していると、一つのサービスに思い入れが多い方も多いですが、自分の場合は一つのサービスに集中するというより、サービスの集まりによって実現したい世界があるんです。

 

–おおお!!!構想が大きそうですね。その実現させたい世界とはなんでしょうか?

全世界の人を幸せにしたいです。今の世の中って幸せの定義が人によって違いますよね。幸せは自分で探すものという概念がありますが、”幸せはこういうもの”だと幼い頃から教えていけば全世界の人が幸せになれると思います。人助けをしてもらったり、人を助ける行為に幸せになって、みんな人助けをして幸せが循環する世界を作っていきたいんです。だから人助けを弊社の理念にしています。

 

–素敵な世界観ですね。会社の理念についてお話いただきましたが、”穴熊”という名前もちょっと変わっていますよね。由来とかあるんですか?

弊社には将棋のプロを目指していた人がいるんですが、穴熊は将棋の陣というかフォーメーションの名前なんですね。かなり守りが強いフォーメーションで、守りを固めた上で余ったコマで攻めるスタイルなんです。また、あ行で始まる会社は投資利益率が高いと思われるという論文もあり、あ行にしました。最近はカタカナや横文字で一見社名の意味合いが難しそうな会社が多いので、どっしりとした古くからあるものが良かったんです。”熊”というのがどっしりとして、他のベンチャーと差別化している感じですね!

弊社は、マッチングサービスの乱立で金銭的基盤を築いてから外国で宝くじと保険を展開しようと思っています。

 

–穴熊の由来、めちゃ格好良くて深いですね。素朴な疑問で恐縮ですが、宝くじって人を幸せにするんですかね?あれってパチンコとかと一緒でビジネスモデル的に殆どの人が勝てなくないですか?(笑)

宝くじは必要だと思います。勝ち負けももちろんですが、一般の方が夢を見れることが大事だと思います。私は買って当たったことがありませんが、そういうのがまだない発展途上国が多くあります。

ちなみに、保険はセーフティーネットみたいな役割で、社会が健全に育っていくためにはなくてはならない存在と考えています。

西村さんの掲げる今後の目標は「最年少上場」

 

 

–実現したい世界観が日本に止まらず大きいんですね。

ありがとうございます。この構想を思いついた時に宗教とか国の方がいいと考えたこともありますが、今更遅いなと思いました。

 

–なるほど。詳しく教えてください。

Q-SHOCKの五十君さんのインタビューにもあったように自分も国を作るということを考えたんですが、グーグルとかって世界地図を塗り替えるくらいの影響力がありますよね。最終的に世の中M&Aが繰り返されて、残るのは大企業だけになるのではないかと思っているんですね。今の世界地図のように、企業が極僅かの数になってしまう感じです。そうなった時に、国という枠組みから企業の枠組みの方が今後は重要になってくるのではと考えています。

 

–なので、起業も早めにされたんですね。幸せの循環を作る目的を実現する上で直近の目標とかはあるんですか?

2020年12月までに穴熊を上場させることです。リブセンスの村上さんが持つ最年少上場記録を塗り替えて、まずは日本社会へインパクトを与えたいです。

 

Q-SHOCK読者や大学生に西村さんから一言

 

 

–Q-SHOCKの読者や同世代に一言お願いします!と伺う前に聞きたいんですが、西村さんがすぐ起業せずに大学に行った理由とかあるんですか?

大学ってたくさんの人間がいるので、面白い人とたくさん知り合いたいなと思って入学しました。、今の弊社の副代表と知り合ったのも大学なんです。

 

–普通の人とは全く違う目的で面白いですね(笑)

面白い人とたくさん知り合うために、サークルも10個以上入りました。ただ、たくさん面白い人と知り合うことはできなかったんです。

 

–ということは面白くない人もたくさんいたのですね(笑)ぶっちゃけどの辺が面白くなかったですか?

そもそも人生に対する選択肢が少ない方が多いですね。見えてるもの10個で見えてないものが90個みたいな。大学生活を何もせずに過ごす人も多いですね。時間がたくさんあるのに勿体無いです。

 

–自分の学生時代もそんな感じなので、心が痛い中ですが、大学生や読者に一言お願いします!

やりたくないことから逃げればいいと思います。例えば就活とかもそうです。「就活やりたくない」とか言ってる人ほど就活解禁日の0:00になった瞬間にリクナビでF5連打とかよく考えない活動をしているように感じます。やりたくないことから逃げていると生きていけないという声も多いですが、別に生きていけますからね。私自身も就活は嫌だったので、1秒もやっていませんし、もっと固定観念から解き放たれた方が良いと思います。

 

–確かに就活って社会や企業に対しての情報がない人たちが学生の大半だからこそなのか、普通に考えればおかしいことってたくさんありますよね。自分は人のことは言えませんが(笑)ありがとうございました!

 

DARS by
明治大学経営学部卒業後、2014年に大手人材系企業に入社し、転職サイトを中心とした中途採用領域のセールスを経験。 現在はフリーランスとして活動しており、早稲田大学起業家養成講座への潜入をキッカケにQ-SHOCKをタカタタンと立ち上げる。
SNSでフォローする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です