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若者を支援し続ける”元祖ポルカおじさん”に理由と支援の基準を聞いてきた

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Q-SHOCKをご覧の皆さん、こんにちは!DARSです。これまでQ-SHOCKでは北村さん助広さん玉置さんなどなどpolcaを活用する若手やその界隈の方をたくさん取材してきました。コチラに詳しくありますが、polcaは、支援して欲しい人の一方、支援をする人がいないと成り立たないサービスです。そんな中、多くの若者に支援をしている”元祖ポルカおじさん”と呼ばれる方がいることをみなさんはご存知でしょうか。取材を彼らに話を聞くといつも名前が出てくる”元祖ポルカおじさん”こと前田さんに今回は念願のインタビューをしてきました。

 

前田 塁(34)。三重県伊勢市出身。高校時代に”魔法のiらんど”を用いてサービスを作ったことをキッカケにインターネットの人と人が繋がるすごさに感銘を受ける。京都工芸繊維大学大学院卒業後、渋谷のインターネット企業に入社。同社を知ったキッカケは当時の彼女が就活で受けていたことから。現在、本業以外の場では、polcaを用いて若者を支援する”元祖polcaおじさん”として界隈で名を馳せている。その活動の一環として、料理の腕前を活かし、夢を追う人を応援するpolca食堂を月一で運営。Twitterアカウントはコチラ

 

 

元祖ポルカおじさんになった理由と背景

–今回はTwitterで取材の打診ありがとうございます。以前から前田さんのことは皆さんから聞いていて、一方的に存じ上げていたので光栄です。Q-SHOCKはどのようにして知ったんですか?

今年の後半で元祖polcaおじさんとして様々な活動をする中で、polca関連の知人がたくさんできたんですね。きいくん、助さん、jinくん、玉置さんとかがTwitterで自身の記事や他の記事をシェアやリツイートしているのを見て知りました。きいくんとかインタビュー記事が何個もあってすごかったですね(笑)

 

–それは嬉しいです。元祖ポルカおじさんとのことですが、polcaが出来てから支援者になるまでのことを教えてください!

今年の8月10日にpolcaがリリースしたんですね。前日に家入一真さんが面白いサービスをやることを知ったので、自分も注目をしていました。リリース後に早速自分でpolca内でプロジェクトを立ち上げました。”生まれて初めて阿波踊りに行くので、旅行代が欲しい”と募りましたが、一向に支援は集まりませんでした。そこで、他の人がどういうプロジェクトをやってるか検索したんです。

まず目についたのが、”結婚式を挙げていない両親に対して、子供たちが結婚式を挙げたい”という企画です。300円から500円で支援できるし、とてもいい話だと思ったので、即支援しました。

あとは”高校の部活で全国大会出場決定の打ち上げで焼肉に行きたい”という企画も印象に残っていますね。自分自身が高校の時に空手をやっていたんですが、大会勝った後にみんなでわいわい天下一品でラーメン食べるの楽しかったのを思い出しました(笑)高校生の焼肉って、多分行くお店は牛角とかでお酒を飲まないし、値段がいっても3000円くらいですよね。

でも考えてみると、高校生の時の3000円って結構高価だし、部活の大会後というシーンは一生戻ってこないので、支援しました。

他にもpolcaで若い子たちがちょっとしたことで困っているのを見ては支援していると、気付いたら支援者として有名になっていました。様々なプロジェクトを見る中で、「恩返しをしたい」とか「両親に何かしたい」とか世の中にはいい人がたくさんいるなと思ったんです。

 

–前田さんのその心意気に感動です。素敵なプロジェクトがたくさんあるんですね。今までいくらくらいpolcaに使ったんですか?

10万円いっていないくらいですかね。プロジェクト数としては200くらいです。1日1~2プロジェクトを支援するペースでやっています。

 

 

やさしさのバトンが世の中に広がって欲しい

–支援するプロジェクトの判断の軸とかはあるんですか?

支援するものの判断軸は明確に決まっていて、3つあります。

1つ目は、若い子で僕が今できないことをやろうとしているプロジェクト(前述にある部活の打ち上げ・卒業旅行など)です。自分が出来ないことや出来なかったことを代わりにやって欲しいからです。

2つ目は、今でもやろうと思ってもできないプロジェクトです。例えば、”東南アジアに旅行1ヶ月行きたい”とかですね、自分が行くとなると会社休んだり結構手間がかかりますから(笑)

3つ目は、単純に面白いプロジェクトです。中でも印象に残っているのは、”スーパーのもやしを買いきって食べたい”ってやつですね(笑)スーパーのもやし買い占めるのはそんなにお金かからないかと思いますが、企画のパンチ力が強かったのでつい支援しました。

 

–支援しないプロジェクトの判断軸はいかがですか?

目的や理由がなくて「〇〇が欲しい」とモノが欲しい系のプロジェクトですね。

 

–Q-SHOCKも”カメラが欲しい!”というプロジェクトでしたが、支援してくれてましたね!嬉しいです。

Q-SHOCKの場合は目的や用途が書かれていたし、サイト自体が人のためになっているので支援しました。

 

–言わせたみたいですいません(笑)それだけ支援していると、支援したプロジェクトのその後も気になりますよね?

それが、支援後はあんまり追わないんですよね。その後をお伝えをしてくれる方やプロジェクトは全体の2割くらいです。

 

–なるほど。。今までpolcaで見た前田さん的にイケてる企画ってどんなものですか?ビジネス観点でも他の観点でも構いません!

考え方が素敵だなと思った企画があります。
喫煙所の代わりにシャボン玉場所を作ろうプロジェクトや図書館にたくさん絵本を置きたいプロジェクトですね。

polcaは、家入一真さんが作ったサービスなので、優しい世界観が大前提としてあるため、ビジネスビジネスしてるものはあんまりない印象ですね。

面白かったのは、”小指打って、足痛いから支援してください”ってやつですね(笑)足を打つのって痛いからついつい支援しました(笑)気持ちがわかると(笑)

 

–今のお話を聞いておいて愚問かもしれませんが、支援に対するリターンは求めてないんですか?

全く求めていないです。でも4,5年前だったら絶対に今みたいにpolcaを通じて多くのプロジェクトを支援していないと思います。

年を追うごとにだんだん、テレビ番組の”はじめてのおつかい”が泣けてくるんですよね。子供たちが頑張ってる姿に。
なんで泣けるか考えた時に、自分も辛いことを経験した時に色んな人に助けてもらったんですね。人に支えられて生きてるということが年を追うごとに分かってきたからだと思うんです。

今支援している理由は、支援した人達が僕と同じように誰かを支援して、支援の輪がだんだん広がっていけば、いつか自分に何かしらの形で返ってくるだろうなぁと思ってます。polcaのようにやさしさのバトンがつながっていくものって素敵ですよね。

 

–エコシステムもそうかもしれませんが、恩返しのサイクルって本当に素敵ですよね。後半ではpolca食堂や未来のことについても聞かせてください!

 

DARS by
明治大学経営学部卒業後、2014年に大手人材系企業に入社し、転職サイトを中心とした中途採用領域のセールスを経験。 現在はフリーランスとして活動しており、早稲田大学起業家養成講座への潜入をキッカケにQ-SHOCKをタカタタンと立ち上げる。
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