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「看護師を辞めたい」「そして企業に転職したい」と言う人が知っておくべきこと

こんにちは!DARSです! 先日知人で看護師さんから民間企業へ転職した人(20代女性)がいました。彼女は看護師という仕事に愛想を尽かしていたため、早く辞めて民間へ行くことを希望していました。そして転職活動を見事に成功させ、期待に胸膨らませて民間企業に入社しました。しかし、入社してわずか1ヶ月ほどで既に退職するか悩んでいるそうです。

入社した会社はベンチャー系の会社。雰囲気も社風も人間関係も良い会社なのに何が起きたのか。そこで今回は、このような方を減らすためにも看護師という職業から民間企業へ行くうえで知っておくべきことを書いていきます。

 

 

看護師時代より給与が減ることを忘れてはいけない。

「仕事は変えても年齢相応の給与が欲しいから民間企業に行っても給与は下げたくない」そんな気持ちがあるんであれば、今すぐ民間企業への転職を辞めましょう。サラリーマンと看護師の給与を比較してみました。

サラリーマンの平均年収(額面):414万円
看護師の平均年収[額面)           :519万円

そもそも一般的にこのくらいの給与格差が出ています。なぜかというと、様々な手当が看護師の給与を上げているからです。(休日手当、夜勤手当などなど)普通の民間であれば休日出勤も夜勤もありませんよね。相当な覚悟とやりたいことがない限り気軽に看護師から民間企業へ転職したら給与が低いと感じるでしょう。

これまで買えていたブランド物や服も買えなくなるかもしれませんよ。

また、看護師で培ってきた経験がいくら素晴らしいものでも、未経験から始める職種ではそんなこと役に立たないし考慮もされません。最低の賃金テーブルから会社員生活がスタートされることが殆どです。

 

世の中から求められているからこそ、看護師資格があると再就職先に困らない

 

SMS社決算資料より(出典:厚生労働省)

 

こちらの画像にもあるように、人手不足と言われる現代において、特に看護師は有効求人倍率約3倍と人手不足が続いています。看護師の人材紹介マーケットでも異変が起きています。なんと、紹介会社が再度の業界内での転職を促しているのです。看護師の人材紹介は年収の約20%が手数料として入り、紹介した看護師が半年以内に退職したら何%かの手数料を返金するビジネスモデルが一般的です。そこで紹介会社が半年ごとのサイクルで、看護師に転職祝い金や好条件を餌に転職を推奨しているのです。そんな節操ない行為が横行するくらい、看護師人手不足は問題になっているのです。

看護師資格を取得するに際して、3年~4年間学校へ通ったり勉強したりしてきた努力は決して無駄になりません。
厚生労働省によると、平成24年には潜在看護師71万人のうち14万人が再就職をしていることからも、資格を保有していれば職に困ることはないです。

民間企業へ転職しても1潜在看護師としてカウントされるので、お試し的に民間企業へ行くことはできます。とはいえ、雇う企業や人材紹介会社からするとそれはとても迷惑です(笑)

 

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まとめ

 

 

これまでは看護師資格保有を強みに看護師をしていましたよね。しかし、残念ながらそのスキルは民間企業で通じません。看護師時代よりも必要とされている感はなくなってきてしまいます。自然と給与も下がります。ですから0からのスタートです。覚えることもたくさんあります。職場の雰囲気も変わるので慣れないことばかりです。正直ストレスだらけです。そんな全ての条件を覚悟を持って受け入れられないのであれば、民間企業への転職を考える際には一歩踏みとどまりましょう。しかし、給与が最低賃金まで下がってでもやりたいことがあるのであれば、思い切って転職をした方が良いですよ。

DARS by
明治大学経営学部卒業後、2014年に大手人材系企業に入社し、転職サイトを中心とした中途採用領域のセールスを経験。 現在はフリーランスとして活動しており、早稲田大学起業家養成講座への潜入をキッカケにQ-SHOCKをタカタタンと立ち上げる。
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