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米国の一流コンサルティングファームで働く友人と、仕事について考えた(前編)〜日本のトップ層でかつ上昇志向が高い大学生へ〜

Q-SHOCKをご覧になられている皆さんこんにちは。タカタタンです。

先日、私の友人で、アメリカにて戦略コンサルをしている友人が日本に来たので、銀座でお茶をしながら色々と話しました。

彼は、世界大学ランキングで東京大学よりも高いアメリカの大学を出て、20大半ばにして、年収で2000万円ほど稼いでいますが、今のポジションを捨てて、現在起業するか、より高収入のヘッジファンドに転職するか悩んでいる段階ということです。羨ましいですね!

さて、そんな最強エリートの彼に「日本の大学生に言いたい事」というテーマについて尋ねたのですが

「大学生にいうことは特ににないかな〜。日本のトップ層でかつ上昇志向が高い大学生にだったらあるけど」

ということなので、Q-SHOCKをご覧になられている優秀な読者の方に送ります!

今回は、以下の4点について聞いたことをまとめて紹介します。
・日本の企業とアメリカの企業の大きな違い
・もし日本で働くとしたらどのように働くか
・もし大学生だったら、今の時点で何をするか
・日本の就活生に対するメッセージ

日本の企業とアメリカの企業の大きな違いとして何がある?


一番言いたいのは、アメリカではとても優秀な人間に対して適切な仕事内容と報酬を与える仕組みがあるけど、日本は基本横並びってことかな。
アメリカでトップの大学に入って、いい会社に行けば、初年度から年収で1000万円超える企業は普通にある。
対して、日本で一流大学を出ても初任給20万+ボーナスとかで頑張ってる。あとは、仕事内容。日本では最初はコピーを取らせたりと無駄な下積みがあるけど、アメリカではそういうのはほとんどない。すぐにOJTでサポートしてもらいながら一流の仕事をさせてもらえるし、権限も大きく仕事させてもらえる。

仕事の昇進も早くて、30代でヴァイスプレジデント、40代で社長とか結構ある。だから、40代で5000万〜1億くらい稼いでリタイヤする人も結構いるよ。大学の同窓会では、10年〜15年目くらいで差がはっきりするっていうのはよく言われるね。

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学士、MBA /大学院生、インターンの2017年経営コンサルティング給与

 

もし日本で働くとしたらどのように働く?

前提として、日本で働きたいと思う会社は全くない。

就職しようとしている人の能力によるところがあるけど、海外で就職する。

フリーランスというよりは起業をお勧めする。日本のVC環境はぬるくて、調達しやすい、そして、日本は起業家・リスクテイカーが少ないからブルーオーシャンだと思うよ。

もし日本の企業で働くとしても3年でやめる前提でやるかな。企業で使えるノウハウを盗めるだけ盗むっていうスタイルで働く。新規事業で立ち上げだったらやってもいい。例えば、サイバーエージェントだと社内での起業を薦める動きがあるよね。会社がリスクをとるという形で起業ができるって良いよね。

逆に、東大で極めて優秀と言われているような層が、何も学べないような成長もしていない産業で、しかも月収22万円プラス残業代みたいな給料で働いているのはもったいないと思う。

 

もし大学生だったら、今の時点で何をする?


大人とたくさん会うかな。

大学生の枠組みで留まるというのが勿体無い。サークルとかクラブとか大学生の閉鎖された世界は結局は深みがない。ちゃんと外の人に会ってリアルな仕事をするんだったら、可愛く「大学生です。いろいろと教えてください。とにかく頑張ります。」言うのはありで、というかそれが大学生メリットで、社会人になったら人に会うのは難しくなるから今を活かそう。

例えば、東京大学とか入っているんだったら、一流大学にいることがすでにリスクヘッジなんだからさ。僕だったら挑戦するね。あとは、得意なことを磨いていくかな。例えば、プログラミングのスキルを空いた時間で磨きまくる。

別にプログラミングに限った話じゃなくて、そういう能力があるんだったら、尖らせることで、市場に自分を売ることができる。大学生の期間は自分を尖らせる。尖った能力があるんだったら今の日本で成功できる。

 

日本の就活生に対してメッセージはある?


やる気と能力がある人だったら、会社に頼らずに稼ぐことが出来るし、そうした方が楽しく、自由で、より多く収入を得ることができる可能性が高い。会社でしか出来ないことはあるし、だれしも起業や独立を目指すべきではないけど、違うオプションがあるということは認識した方が良い。

自分で稼ぐ力や所謂マーケット感覚は意識的に鍛えないと身につかないので、大企業に入ってのんびりしていると手遅れになる。

大学生は大学は尖った能力を磨く場所として活用するべき。周りの人が行動力があると楽だよね。だから、どういった人を周りに置くか、どういった人と時間を過ごすかということが非常に大事。こういった人に影響を受けたいということを自覚的に、人と接した方がいいと思います。

以上、日本の企業にて就職経験のあるタカタタンにとってはとても刺激が強いインタビューになりました。
このインタビューはより多くの優秀な学生にの方に読んでいただきたいので、シェアなどしていただけると嬉しいです!
第2弾も楽しみにしておいてください!

by
早稲田大学大学院卒の27歳。 Tokyo XR Startups、レオス・キャピタルワークスにおけるインターンを経て、早稲田起業家養成講座に触発されDARSと共にQ-SHOCKを開始。現在は、for Startups, Inc.でヒューマンキャピタリストとしても活躍中。趣味は読書とカフェ巡り。ビールが大好き。
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