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高野秀敏さんにQ-SHOCKが直撃(後編)〜まずは伝説の社員を目指せ!〜

みなさん、こんにちは。高野秀敏さんインタビューの後編をお届けします。後半は取材というより雑談からの会話が多いですが、タメになることばかりです。是非お読みください。

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30社以上の経営に関与して高野さんが何をしているか?見えている共通の課題について

トリミング後

 

–先ほど社外取締役のお話がちらっと出ましたが、高野さんは現在30社ほどの会社に関与されていますよね。具体的にどんなことをされているんですか?

求められることは会社によって微妙に違います。経営に結果を出すというミッションは共通しています。

まあ人が足りなければ人を紹介していますし、人を紹介するだけじゃなくて採用するために足りないものってあるじゃないですか。例えば、ブランディングやホームページ制作とかとても大事ですよね。じゃあそれをどのように作ったらいいのか、誰に頼んだらいいのかなど、自分の知っていることはお伝えしています。。

時間が無限にあって自分がその会社の人事部長だったら色々やれることがあると思うんですが。特にベンチャーの社長は、to doっていうのはそんなに頭に入っていないと思うんです。かつそのto doをPDCAを回せている人がどれくらいいるんだろうっていうと皆忙しいからまあそれどころじゃないですよね。

七つの習慣の緊急重要でいうと、なんか緊急だけど重要じゃないみたいな特に採用ってのはそうなるんですよね。なので、その辺りのサポートとかもしています。

 

–様々な会社を見られていて、よく出てくる課題などはありますか?

パフォーマンスが出ていない方をどうすればいいのかっていう話とかは大事な話ですよね。会社が黎明期から成長期になってくると、更に成長させるために必要な人材と今いる人材が乖離してくるんですよ。

この乖離をどうするのかっていうのがあって、場合によってはサイバーエージェントさんとかのように、取締役の方を適時入れ替えたほうがいいことも多いわけです。役員のみならずですけど、まあ常にフォーメーションしていくためには社長は人を採らないといけないわけです。社長が温情深くて、そういうこともしたくないとすると、短期的にはいいんですけど長期的には伸びず、結果的に会社の人たちの給料も上がらず皆不幸になってしまうわけです。。

こういう話はいっぱいあって、ローパフォーマーな人とか会社に批判的な人とか悪口言う人が一定数いるのは確かです。、結局そういうことを放置されて評価をしないってなると結果を出している人はそれでもいいのかってなっちゃいますし、給料も出さないってなっちゃいますのでそこの問題も解決しないといけないですよね。

放置しちゃうとベンチャーなのにパフォーマンスが出てない人にそれなりの給料出しておりパフォーマンスが出てるのに給料は多くないっていう事態が発生します(笑)まあオプションとの兼ね合いもあるかもしれないですが、本当は評価するべきです。評価しない会社が割と多いのでそれはもちろん変えなきゃいけないことですし経営者の人もそういうことで悩んでます。

 

高野さんのエンジェル投資の基準について

–ありがとうございます!話は少し変わりますが、高野さんの中でのエンジェル投資の基準を教えてください!

まずは、経営者の周囲の巻き込み力ですね。そして会社員時代があるなら、“伝説の社員”だったかを重視します。めちゃくちゃ結果を出していて賛否あり、「あの人ちょっと問題だよね」って人。ちょっと逸脱しちゃってる感じの人いいよね。でも結果はめちゃくちゃ出てる人です。ここでいう結果とは、数字に表れる何かです。プロダクトよりの人だったらPVとかUUとか、営業寄りのひとだったら業績、管理部門や経理の人だったら日時の決算できる日数を最速化したしたとか。とにかく結果がわかりやすいことです。

 

–今までに伝説の社員から成功を収めている人って有名どころだと誰がいますかね。

私が新卒で入社したしていたインテリジェンス((現パーソルキャリア)では、サイバーエージェントの藤田さんはトップ営業マンでしたし、アトラエの新居さんも最速で昇進してた人ですね。学生で始めたって人以外は、すごく仕事ができたので起業した人が多いと思います。だから普通にそこを目指せばいいと思います。

 

–Q-SHOCKでは若手にキャリアのアドバイスを質問することが多いんですが、高野さんの場合はやはりそこに通ずる部分はありますか?

そうですね。まずは会社員として結果を出した方が良いと思います。成功してる経営者の人の経歴を見ると分かりますが皆さんすごい経歴をもってます。経歴を見て見ると、すごい活躍して起業したんだろうなって読み取れる人多いです。伝説の社員になりましょう!

あとはビジネス書とか軽視される人が多いですが、若いうちは読んだ方が良いです。ノウハウとかを知らないうちは特に、大切です。この知識は将来大きな財産になりますね。

 

ご自身の原体験をもとに若手へ送るメッセージと活躍する人についての雑談

 

 

–ありがとうございます。高野さんの場合は学生時代にトム・ピーターズの本を読まれていたと仰ってましたが、今の状態っていうのは当時から目指されていたんですか?それとも本を読んで後天的に目指したんですか?

当時からある程度は目指していましたね。自分でできるようになる、自分である程度完結して仕事ができるようになるってことは目指していました。想定の範囲でした。

ただ、投資家になるっていう目線はわかってなかったですね。前に「金持ち父さんと貧乏父さん」って本が流行りましたよね。そこにある程度書いてありました。会社を作って、出た利益を投資するみたいな。私もできるだけ世の中の経済を循環させるような仕事がしたいです。

基本セオリーって割と書籍に書いてあること多いんです。私はそれを実践したってだけです。ピーターズの本とかも今は読んでないですけど、学生とか若手社会人の時はすごい読んでいました。自分なりのブランド、看板作んなきゃいけないんで。本には、本当に大事なこと書いてあること多いで、繰り返しになりますが読書は必須ですよ。

 

–結果出すうえでやられたのは、ビジネス書を読んでそれを実践するってことなんですね。

そうですね。GMOの熊谷さんが言われてることで数字で目標設定して、アクションに落とし込んで、to doを作って、やることをやる。要は目標を掲げて、毎日目標に向かって具体的にアクションしろっていうことだという風だと理解していて、本当にこの通りだと思います。

これに付随する余談なんですが、メルカリの山田さんに「なんでそんなにうまく行くんですか」って以前お聞きしたことがあります。「まずto do出して、400個くらい出てくるじゃないですか。でそれをやればいいんじゃないですか」って言われたんですよ。やってみればわかるんですけどto doって400個書き続けるのって結構苦行なんですよ(笑)やっぱりここに天才と凡人の違いが出るのだと思いました。

ただ、今言ったことを騙されたと思って1年間毎日400個書き続けたら結果出ると思います。単純だけど目標決めてそれをやり切るっていうのは重要です。

加えて、目標を決めて今日できることを先延ばしにしないことも大切です。「ゆくゆくは起業したい」とか「ゆくゆくはCXOになりたい」とかよくあるじゃないですか。でも時間ってあっという間に過ぎてしまいます。ゆくゆくじゃなくて今日やった方がいいですよね。今やってることを先延ばしにしていたら起業することなんてもっと先延ばしになります。経営者、CXOになったら毎日意志決定していかないといけないのです。

 

–目標を決めて実行するっていう時に目標の基準ってどのように置くのがいいですかね?

わかりやすいのはナンバーワンを取るってことだと思います。日本一、世界一、日本初、世界初くらいしか記憶されないですから。

日本一になるってなったら、広告で日本一を取るのは難しいけど広告XインターネットXスタートアップみたいに掛け算して細分化したところ、絞り込んだところで1位とった方がいいですね。絶対1番の人が認識されやすいですから。

そして絞り込んだところの市場規模が大きい方がいいです。。インターネットも今後伸びる業界ではあるんですけど、優秀な人が集まり過ぎているんでちょっと外した業界の方がいいですね。XTechとかそういうとこの方がなんか現実、儲かってますね。

 

–ありがとうございます!最後に記念写真3人で撮りたいです!笑

撮りましょう!Q-SHOCKポーズとかないんですか?だったら作っちゃいましょうよ(笑)

 

 

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