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売却エバンジェリスト正田圭によるpedia買収の目論見とは

楽しく働く人を応援するQ-SHOCKをご覧の皆さん、こんにちはタカタタンです。
メディアの特性上、起業している人をご紹介する事も多いQ-SHOCKですが、この度は会社を作るだけではなく、「会社を作ってM&Aで売却せよ」という事をエバンジェっている正田さんから、起業売却の旨味について聞いてきました。




プロフィール

Photo by Jin

正田圭(KEI MASADA)

1986年生まれ。15歳で起業したインターネット事業を19歳で売却後、M&Aサービスを展開。
事業再生の計画策定や企業価値評価業務に従事。2011年にTIGALA株式会社を設立し代表取締役に就任。
シリアルアントレプレナーを紹介するメディアpediaを運営。同時に、連続起業家輩出コミュ二ティのpedia venture programを運営。
著書は『サクッと起業してサクッと売却せよ』など4冊。趣味は格闘技。ツイッターアカウントはこちら

ストレートに正田さんって何してる人なの?

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–早速ですが、正田さんの現在のお仕事について教えていただけますか?

 

  2017年の11月に鳥居さんからpediaをいただくまでは、M&Aが主たる業務でした。
 pediaは当時鳥居さんのところで運営が止まっていて、認知度が高いメディアになってきてるのに勿体無いと思いました。だから下さいって言ったんですが、すごい渋られたんです。だから、「更新しなかったら価値下がっちゃいますよ」って鳥居さんを説得していたんです。メディアって、動かさないと忘れ去っていかれるじゃないですか。買う気があったから、僕の方が心配になっちゃったんです(笑)
 結局、僕が言った金額の3倍くらいの、鳥居さんの言い値で買うことになりました。鳥居さんって天然だけど交渉上手なんです(笑)そんなこんなで譲っていただきまして、今ではpediaがうちの事業の主軸になっています。

 

–なるほど、pediaは、売却エバンジェリストの正田さんに買収させたわけですね。そんなpediaをどう活用されているんですか?

 

 もともとペディアはイーストベンチャーズで立ち上がったもので、起業家とVCをつなぐというコンセプトでした。だから、資金調達とイグジットなどのニュースが多かったんです。僕はあんまりスタートアップの界隈にはいなかったので、コンセプトを変えて、連続起業家を目指すためのメディア、にしていっているところです。
もっと言うと、最近メディアに求めているものが変わってきたんです。メディアを見て記事を読みました終わりというよりも、記事に出てきた人と会いたいとかっていう読者ニーズが高くなった。Newspicksの場合だと、Newspicksアカデミアがある。コミュニティーにつながるものなんですよ。
だから、pedia venture programというコミュニティを作りました。 pediaの記事を読んだだけだと、「小難しくてよく分からない」、とか、ジラフが最近イケてるから「実際麻生さんの話を聞きたい!」となった時、それを実現させる場となります。
私としては、「M&Aで会社を売却する起業家が増えればいいな」と思っていましてpediaと、pediaのコミュニティを運営していっている感じです。
 M&Aで会社を売却するというところの良さが、世間的に認知されていないところがある。だからM&Aで会社を売却する良さの啓蒙活動をしているのが最近の活動となります。

 

起業はスポーツ。M&Aは天才じゃなくてもできる。

 

–M&Aで会社を売却した起業家というと、分かりやすいところで言うと、Candleの金さんが20代前半でイグジットした金さんが思い浮かびます。彼って天才的に頭がキレるじゃないですか。M&Aで会社を売却するって天才じゃないと難しいんじゃないですか?

 

確かに最近の若手起業家は優秀な方が多いです。でも、天才じゃないと結果が出せないかというと、そんな事はないんです。もちろん、孫正義さんや柳井さんになろうとすると才能が必要だと思います。でも起業って、スポーツとか芸能の世界と似ていまして、オリンピックでスケートの金メダルとなると、センスが必要じゃないですか。でも、スケートを人よりも上手に滑るっていうレベルだったら努力次第でできるじゃないですか。
1桁億で会社を売却するっていうのは、然るべき技術が有れば誰でもできるんじゃないかっていうのが僕の考え方です。会社経営って結構ゲーム性が高いものなので、世界最強にはなれなくても、人より上手くはできるんです。スポーツでもこの角度からシュートを打つのが良いとか、ディフェンダーが得意とかが経験を積むと出てきます。それが起業家でいうと、自分は、メディア事業が得意だとか、飲食業が得意だとか色々と出てくるんです。そこを技術的に踏まえておけば一定の結果が出せる。そう信じてやっています。

 

–正田さんもシリアルアントレプレナーだからこそ言えることですね。

 

ありがとうございます。それこそ、8ヶ月で70億円で売却、みたいな特大ホームランのような売却はしていませんが、ヒットないしツーベースくらい進むことをしてきました。5億で売却するのは誰にでも打てるヒットくらいの感覚だと思っているんですが、平均的な人生にとってみたら、数年で売却したら相当インパクトが大きなことだと思うんです。それを20代の前半とかでできたらその後の可能性が相当広がると思うんです。世の中に課題を解決するサービスを出して、数億円で売却する。という事が人生の合間合間にあるだけで相当違うんじゃないかと思うんです。

実は「起業してM&Aで売却」はミレニアル世代にこそオススメ

 

–僕のUSの友達も、「起業して会社を売るのが1番の稼げる道だから、くだらなくて会社員なんてやってらんないよ」と言っていましたが、日本は違いますよね。な
ぜ日本では起業して売却する盛り上がらないんですか?

 

まず、会社を売却するということが選択肢として出ていない。どうしても、会社を立ち上げて、成功して、役員報酬が増えるっていうイメージを持っている人が多いんです。会社を立ち上げて売ってまた立ち上げてということを連続的に繰り返すライフスタイルのイメージが選択肢としてない方が多いと思うんです。
他の起業家で売却した人もロックアップがかかっている人が多いんです。歴史を振り返ると、日本でVCから調達しやすい環境ということが、震災が終わったくらいの時期(2011年)にベンチャーキャピタルやベンチャー企業が一気に増えました。なので、日本のベンチャーはまだまだ歴史が浅いんです。つまり、連続起業家の層が少ない。今は家入さんや木村さんのようなシリアルアントレプレナーが少し存在するだけ。一昔前から考えると、ちょうど2巡目の真ん中くらいになる。これが3巡目4巡目くらいになると「M&Aエグジット前提で起業しよう!」という連続起業家志望者がもっと増えてくると思います。

 

–正田さんのコミュニティはそのサイクルを早めることに寄与しそうですね。どんな状況かお聞かせいただけますか?

 

中学生は無料で参加していいですよとしているんですが、社会人と学生を合わせて現時点で120名以上います。コンセプトに共感していただいた方が集まって盛り上がっています。会社を売却しておめでという文化が最近の文化なんです。まだまだ日本では会社を売る事にマイナスイメージがあります。
例えば、地域の高齢者のM&Aを手伝っていたんですが、「地元で、会社を売ると恥ずかしくて街を歩けないから、東京の会社に売ってくれ」とかって本当にあるんです。「堂々と街歩いたら良いじゃないですか!」と思うんですけどね(苦笑)
でも、逆に、若い人の稼ぎ方がだいぶ変わってきたなと、感じています。1980年から2000年の間に生まれた人をミレニアル世代と呼びます。
特徴は、世界的にみて一番裕福な世代らしいんです。親から相続するお金もあるし、自分たちで短期的に稼ぐことができる。世界で一番裕福な世代なんです。
短期的に稼ぐことがうまいっていうのは、長く経営をして行くと、時代の波にも揉まれたりしますが、パッと売ってキャッシュインしたり、Youtubeとかで稼いだりとかが上手いのはミレニアル世代の稼ぎ方の特徴。短期でガッと稼ぐのが上手い世代なんです。稼ぐのが上手で、経済的自由を求めやすい。しかもリスクを受け入れる感度が高いらしいんです。
昔の稼ぎ方というと、大きな企業に入って会社のトラブルを解決しながら、50歳位になったら役員になって、退職金をもらうっていう、ゆっくり稼いで行くということをしている。ゆっくり稼いで運用するカルチャーなんですが、今は短期に稼いで、エンジェルやって、夢に投資していくという事が好きな世代なんです。
だから、この世代向けの、短期立ち上げしてイグジットを実践して行く場をぺディアで実現して行きます。

 

–タカタタンもミレニアル世代なので、非常に惹かれます。コミュニティにはどんな方が集まって居るんですか?

 

半分はこれから起業を考えられている方で、半分が会社経営をしている方です。売却済みの方もいます。次やる事業でもっと大きな事業で売却したいという方も多いんです。あと以外と多いのは、主婦の女性が多いんです。実は会社をつくって売却するのって割と女性向きなんですよ。男と違ってライフサイクルがあるんです。働いて、子供を産むときに休職して、復活してみると会社のフェーズがなくなってしまう。そんな時に自分で会社を経営をしていると、私の奥さんもそうだったんですが、結婚するタイミングで売却して、子育てが落ち着いたらまた起業して、っていう事ができます。会社を作ると、好みの時に売却するという事ができるのでオススメなんです。

正田さんの初めての起業、そしてM&Aに至る経緯

Photo by Jin

 

–正田さんの最初のM&A経験についてお聞かせください。

 

実は、そんなにポジティブな理由じゃないんですよ。最初の会社が、もともとIPOをしようとしていたんです。ただ、私がグロースさせるのをもたついている間に、競合他社に追い抜かれていったんです。昼間は学校に行かなきゃならなかったので、どうしても進捗が遅くなるんですよね。途中で、学校なんて行ってる場合じゃないと学校を休むようになりましたが、、、。また僕自身がそもそもプログラミングとかをよくわかってなかったんです。分からないことをいつまでもやっているのは、大きく経営判断ずれちゃうんじゃないかという不安が出てきて、リセットしたくて売りました。また本がきっかけになりまして、『金持ち父さん、貧乏父さん』という本があって、そこで会社を売却してアーリーリタイアした人っていうところが出てきてすごく印象になったんです。あとから読み直すと、ほんのちょっとだったんです。その本を最初に読んだ時には、会社を作って売れっていう本だと思っていたんですが、最近読んだら不動産投資を進めているほんでした(笑)

 

–正田さんは15才の頃に起業されたじゃないですか。小学生の頃ってどんな子だったんですか?

 

全く普通だった。親が中学受験をさせてくれて私立の中高一貫校に通ったという事が大きなきっかけでした。周りの生徒が裕福で、自分の家との経済格差にビビるんですよね(笑)同じ環境で、授業を受けていても持って居るものや、同じ夏休み冬休みの過ごし方が全然違うんですよ。だから、お金持ちにならないとダメな、と思った事がきっかけでした。

 

–正田さんはそこからいきなり起業に踏み込んだんですか?

 

最初は違いました。まずは、株の売買をしようと思ったのが最初のきっかけだったんです。その時がちょうどネットで株が買えるようになった時だったんです。
2001年がイートレード証券とかマネックス証券で、インターネットで株が買えるようになった。それだったら自分でできると思って、株の取引がきっかけでインターネットを触り始めました。
 そこから、インターネットでお金が稼げるという事でアフィリエイトに目が移ったんです。そこで、SEOの会社を作りました。仲介業者を介さずに直接企業とやり取りをしたらお金がもらえるんじゃないの?という事を考えました。SEOとかでHPを上位表示させられるんだったら、レーシックというキーワードでASPを使うんじゃなくてレーシックやっている眼科から直接お金をもらえるように交渉し始めて、直接もらえるようになりました。当時はバブル。今と比べてかかる費用が半端なかった。初期費用で100万くらい貰えたんです。成果報酬という考え方もなくて、普通に月額固定でもらったりとか。上位表示させた時の報酬もかなり高かったんです。そして、19才の頃に会社を売却しました。そこで稼いだお金は、1年くらい経たないうちに1億くらい遊んで使っちゃいましたね。あとは、知り合いが事業を作る時に、エンジェル投資をしたりしていました。そのあとは、自分これ得意というのが欲しくて、M&Aに詳しくなろうということで10年くらいやってきて、今に至るという感じです。

M&AエバンジェリストからQ-SHOCK読者へ一言

 

–楽しく働く人を応援するメディアのQ-SHOCKですが、インタビューをした人がつまらなさそうだったらどうしますか?
働くのはつまらないんだったら。まずその会社をやめればいいんじゃないか?って伝えます。
前提として、試行錯誤がうまくいってなくて悩んでいるんだったら、もう少し頑張りなさいっていう感じです。でも本当に自分が本当につまらなく働いているという感じだったら「他に仕事を探したら?」と思いますし、それでもフィットする会社がなかったら、自分で会社を作ればいいんじゃないですか。
起業家は、社会不適合者の集まりなんですよ(笑)みんなが作ったシステムに乗っかって楽しめないから自分で作るっていう事もあるので、他人が作った土俵で楽しめないんだったら起業したらいいじゃないですか。そして、適切なタイミングで売却したらいいですし。
うちのメディアはコミュニティに繋がるっていうところが特徴です。この記事を読んだ方は、タカタタンさん経由で会えるっていう事にしましょうか。本読んだだけでは意味がないので、ぜひ質問などぶつけにきてください。

 

–え、いいんですか?(笑)

 

この記事を読んだ方は、是非pediaのコミュニティに参加して、起業やエグジットを目指して活動してみてください!pediaのコミュニティは大抵いつも売り切れ状態で、入会が難しいのですが、タカタタンさん経由で連絡いただいた場合は、次回募集などの事前予約ができるようにしましょうか。
※大学生相手に、2018年7月に正田さんとイベント開催予定です。

 

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by
早稲田大学大学院卒の27歳。 Tokyo XR Startups、レオス・キャピタルワークスにおけるインターンを経て、早稲田起業家養成講座に触発されDARSと共にQ-SHOCKを開始。現在は、for Startups, Inc.でヒューマンキャピタリストとしても活躍中。趣味は読書とカフェ巡り。ビールが大好き。
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