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大手企業にいた理系の院卒は、どのような転職をして新規事業を立ち上げを任されるようになったのか?

こんにちは!タカタタンです!前編では、大浦さんが京セラを辞めた理由や経緯について訪ねてきました。

後編では、大浦さんが化学の発展ために自分の知識と経験を活かすべく、どのように行動したのか、教えてもらいました!

 

転職の時に軸にしていいたもの

-1回目の転職では、どんなことを軸に転職しようとされたんですか?

私は、転職先を“ビジネスを学ぶために役立つところ”という視点で探しました。当時、日経ビジネスを読んでいて、ITと化学を掛け合わせるしか、今後の化学の発展はあり得ない!と思ったんです。でも、ITが全くわからなかったし、決まったやることをこなすだけで、ビジネスの作り方がわかりませんでした。だから、ビジネスについて知ることが出来る職場に行こうと考えたんです。

 

–転職の際に、特に大事にしていた基準は何だったんですか?

1番重要視していたのは、人でした。学べる環境かどうかと言うことも大切ですが、環境を作るのは人です。どんなに優秀な人が集っている環境でも、人格的に問題があったら意味がない。だから、喋って見て働きたいと思った人がいるところを選びました。

 

–会社に入ってビジネスを学ばれようとしたんですね!どう言ったところが1社目と違いましたか?

Speeeという会社で、Webマーケティングに関して修行させていただき、マーケティングとはなんぞや?ということろや、ビジネスモデルの基礎を学ばせていただきました。違うところといえば、1社目とみんなのモチベーションが全然違って、前へ前へという感じでしたね。優秀かつ貪欲な人が多かったです。どんなに立場のある人も、知らないことを話している方がいたときには、自分が今までのバックグラウンドを置いて学ぼうという姿勢の人が多かったです。初めて上司になった人も、本当に全てを受け入れてくれる、でも厳しく評価してくれる、本当に器の大きい人でした。Speeeでは3回上司が変わりましたが、みんな器が大きい人で、尊敬しています。今でもご飯を食べに言ったりしていますw

 

2度目の転職では何を手に入れる事ができたのか

–今はSpeeeを抜けられたのですね!それから何をされているんですか?

それから、本格的に化学とITを掛け合わせようと、Speeeを出て、OPEN ASSOCIATESと言う会社に入りました。今やっている事は2つあります。まず1つ目は、大手メーカー向けの新規事業立ち上げ支援をしています。メーカーさんは、市場マーケティング的な調査だったり、販路を拡大させるということに疎い人が多いんです。だから、ビジネスのノウハウを知っている僕たちが、メーカーの支援をしている感じですね。僕はもともと化学の知識があるので、クライアント側にいた人間だから、内部の気持ちがわかり、かつマーケティングもやっていたので、コンテンツ面とビジネス面の両面を考えられるのが楽しいです。

もう1つは、自分で化学×AIをテーマに社内事業を起こしています。入社前に、自分の考えている事業をプレゼンをしていたのですが、実際に「構想していることをやって見ないか?」という話になって、33歳の頃に起業しようと思っていたんですが、「たくさんある事業アイディアから1番やりたいことを、この会社でできたら最高!ラッキー!」って思って飛びつきました。やっていることは詳しくは秘密なので、成功したらまた取材してください(笑)

 

–おおお!転職をすることで、着実に夢に近づいてますね。将来的にはどうなっていきたいですか。

起業したいですね!今、OPEN ASSOCIATESでやっている化学×AI事業の立ち上げが落ち着いた後は、

事業家として、大学の人間で技術は持っていてもビジネスノウハウがない人と一緒にビジネスを立ち上げていきたいです。

 

最後に一言

–応援しています!よかったら、化学が好きだったQ-SHOCKの読者に一言ください!

化学を学んでいて、起業だったりモノづくりベンチャーだったりを考えている方は、リバネスという会社の丸さんという方が書いた、『ミライを変えるモノづくりベンチャーのはじめ方』っていう本がオススメです。丸さんはもともと、東大の大学院でドクターを取っていまして。その研究室の後輩がユーグレナの出雲さんなんです。とても熱い内容の本なので。科学で何かしたい人はぜひ本を読んでみてください!

 

タカタタンの感想

よく「転職は、現職の仕事に不満があるというネガティブな理由ではしてはいけない」っていわれますよね。でも、“化学の発展に寄与したい”という想いを胸に、突っ走る大浦さんの話を聞いていて、これは違うなと思いました。志や実現したい事があれば、現在の職との間に、違和感を感じることもあります。理想が高ければ高いほど、ズレを感じることも多くなるのではないでしょうか。さらに社内で新事業を立ち上げられた大浦さんは、実現したいことのために、目的を持って転職をすることで、自分の望むキャリアをつかみとる事ができると言うことの証明しているのではないでしょうか。転職をむやみやたらにススめるわけではありませんが、自信がある方は、佐藤さんの記事や大浦さんの今回の連載を見て、ぜひ、人生の進路を見直して見てください。

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早稲田大学大学院卒の27歳。 Tokyo XR Startups、レオス・キャピタルワークスにおけるインターンを経て、早稲田起業家養成講座に触発されDARSと共にQ-SHOCKを開始。現在は、for Startups, Inc.でヒューマンキャピタリストとしても活躍中。趣味は読書とカフェ巡り。ビールが大好き。
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