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現役慶應生ボーイYouTuberの就活感と未来の学校像

ーYouTuberになられたということですが、就職をされるんですね?

 

IT系のベンチャー企業に就職することになっています。具体的に言うとIoTのセキュリティーをやっている会社ですね。

 

 

–慶應大学でしたら大手企業も受けられたと思うのですが、どうしてベンチャーを選ばれたのですか?

 

最初は起業するつもりでした。ただ一回社会に出て勉強しようと思ったんです。そのためには大企業よりもベンチャーの方がビジネスというものを学べると思ったんです。

どうやってビジネスが生まれ、どうやってお金が動き、どうやって規模を大きくしていくのか、など。そういった部分を体験を通じて学びたいと思っています。

 

 

–優秀な方がベンチャー企業に入ってくださると僕も嬉しいです!

 

誤解を恐れずにいえば、大企業で会社の駒になるのが嫌だったんです。

言い方は悪いですが、先輩の話を聞いていると、大企業での仕事って確立されていて、これって仕事じゃなくて作業だなと思ったんです。

よく就活の面接で「あなたはうちの会社で何がやりたいですか?」って聞かれるじゃないですか。

僕からしたら、「じゃあそれをやらしてくれるんですか?」

と思ってしまうんですね。できる可能性なんてゼロに等しいですよね。

 

 

–確かに実際のところ、私の同い年の人で、大手でやりたい仕事ができている人が全員ではないですね。

 

そうですよね!

後は、リクルートスーツが嫌いで、大手何社かでノーネククタイ・ノージャケットで面接を受けに行きました。

その方が覚えてもらえるんじゃないかっていう魂胆もありましたが(笑)

向こうもクールビズなんだから、こっちもクールビズでという感じでした。

偉そうな就活生ですよね(笑)

就活ではめちゃくちゃ浮いてましたけど、なんか気持ち良かったですね(笑)

そんな変なやつでしたが、ほとんど最終面接まで進んだんですよ。

ただ嘘を付くのは嫌だったので、「起業するので数年後に会社辞めます」と言うと大体の会社では落とされましたね(笑)

 

 

–流石です!すごい勇気ですね!wインターンはされていたんですか?

 

はい!サイボウズという会社でインターンをやっていました。

実はサイボーズも就活したんですが、最終で落とされました、、、笑

どちらかと言うと、ワークライフバランスを重視している会社なんです。

僕のような起業志向で、仕事をバリバリこなしたいという仕事観とはずれていたのが原因だと思います。

ただ最終面接で社長の青野さんとお話しして、そこでしっかりと落としてくださったことには、今ではめちゃくちゃ感謝しています(笑)

 

 

–なるほどです!入社を決められている会社は何かきっかけがあったんですか?

大学の先輩が働いていて、声をかけてもらったのがきっかけです。

会社の社長や役員との距離も近いですし、経営の色々なお話が聞けることが魅力的だなと思いました。

あとは社員の方の人柄とかですかね。

来年から様々なノウハウを盗んで来ます!(笑)

 

 

–そういえば、現在高校に行って授業をしていると聞きましたが、何をしているんですか?

 

ある団体を通じて、高校で授業をやらせてもらっています。

「実際、大学ってどんなところ?」っていうことをワークショップを通じてやっています。

工学部や理学部、政治経済、文学など、様々な分野にまたがってワークショップ形式の授業をやっています。

 

–どうして授業を始められたんですか?

 

目的は2つです。1つ目は、高校生の現状を知ることです。2つ目はプレゼン能力に磨きをかけたかった。ということで取り組みました!

 

 

–授業を始められてよかったことについて教えてください。

 

良かった点としては、高校生がいかに大学について何も知らないかを肌で感じれたことです。

あとは人前でのプレゼンにかなり慣れました。全く緊張することもなく、質の高いプレゼンができるようになったのではないかと思います。

 

ポイントは圧倒的な準備ですね。

男女比は?偏差値は?文理の比率は?などなど、情報を整理します。

教室のレイアウトにも気を配りますね。

あとは、休み時間にノリのいい学生を捕まえて、授業中に話を振ったり、いじったりする、ことですかね(笑)

 

 

–とっくんさんが将来的に目指されているところを教えてください。

 

僕は、学校法人を作りたいんです。第三者として、教育事業を携わりたいと思っています。

詰め込み型の勉強には全く意味がないと思っていて、体験重視型の教育がしたい。小中高の一貫校を将来的に作りたいと思っています。

 

 

–構想の段階でもいいので、どんなことを例えばしたいのか?とかお聞かせいただいてもよろしいですか??

 

はい。

僕は、学校という場所を授業をするところではなくて、体験する場所にしたいんです。

必要最低限の知識を身につけつつも、いろんな体験をさせる。知識:体験が1:9くらいの学校にしていきたいです。

色々な体験を通じて、自分の本当に興味があること、やりたいことを選択します。

例えば、あまたある選択肢の中から建築を選んだ時に、とことん建築について勉強できる環境を学校に整備したいと思っています。実際に家を作ってみたりとか。

大学の建築学科は実践ゼロなんですよね。

だから卒業したからといって図面はある程度描けるけど会社での即戦力にはならないと感じました。

それだったら働きながら図面の書き方や現場の動きなどを体験を通じて勉強した方が圧倒的に役に立つなと思っているんです。

これはどの職業にも当てはまると思っています。

体感できる形で、同時にお金の流れも勉強できれば理想ですかね。

 

 

–なるほど素晴らしいですね。実践的ありきで学べば得るものも多そうです。

 

実は僕が思い描いている学校と似たような高校があるんです。

株式会社ドワンゴが運営しているN高という高校です。

通信制なので、大学生と同じように平日の昼間から動くことができるんです。

その時間を活用してインターンをしたり、色々な人に会いに行ったりと。

通信制なので、不登校の子が多いそうですが、アクティブな子たちがこの制度をフルに活用しているんですね。

職業体験に力を入れている点も魅力的で、この学校が僕の高校時代にもあれば!なんて思ったりもしました。

 

ただ、僕は同じ場所に集うということも重要だと考えているので、そこはうまいこと制度を整えた学校を作りたいですね。

 

最後になりましたが、僕のチャンネルに出てくださる学生、社会人の方を募集しています。

大学で学んでいること、仕事の内容ややりがいなどを発信することで、高校生の選択肢は無限に広がっていくと信じています!

出てもいいよ!って方はDMにメッセージいただけると幸いです!

現役慶応生YouTuberのとっくんは僕のYouTuberのイメージを変えてくれました。学校像にも共感です。

Q-SHOCKでも、彼のYoutubeを見てくれる高校生が一人でも増えてくれることを願っています!

 

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早稲田大学大学院卒の27歳。 Tokyo XR Startups、レオス・キャピタルワークスにおけるインターンを経て、早稲田起業家養成講座に触発されDARSと共にQ-SHOCKを開始。現在は、for Startups, Inc.でヒューマンキャピタリストとしても活躍中。趣味は読書とカフェ巡り。ビールが大好き。
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