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現役慶應ボーイYouTuberは大学で何してるの?

大田さんのご紹介で、今回は、「とっくん」こと、徳永 康明さんにお話を伺ってきました。
見た目的にはラガーマンといった風貌なのですが、何をしているのか聞いてみたところ
「大学院で研究をしながら、YouTuberでもあり、高校で進路の授業をしています!」とのことでした。(サッカー部でしたw)

今回のインタビューは三部作です。それでは、お楽みください。

 

–とっくんは今大学院生だと聞きましたが、大学院では何をしているんですか?

慶應義塾大学の理工学部にあるシステムデザイン工学科というところで、再生医療の研究をしています。専門は臓器の再生ですね。

 

 

–再生医療!臓器全般についてやっているんですか?

 

いえ、肝臓を専門に研究しています。
僕が所属する研究室では他にも癌や脳、血管に関する研究もしていますよ。
肝臓は重篤な病にかかると、現在のところ臓器移植しか治療方法がないんですね。けど、日本ではドナー提供を待つ患者のうち8人に1人しか臓器移植を受けることができないという現状があるんです。
そして実は肝臓は再生能力を持つ臓器として知られていて、3分の2を切除しても元に戻ると言われています。その再生能力に注目して、体の外で肝臓を作ることはできないかと、研究しています。

 

 

–12.5%の人しか臓器提供を受けられないという現状があるんですね…。

 

そうなんです。しかも運よく臓器提供を受けれたとしても、拒絶反応などドナーとの相性とかもあって、完治する可能性はそんなに高くないんですね。
この研究が進むと、将来的にはiPS細胞を使って、本人の細胞から肝臓の細胞を作り上げ、移植可能な肝臓を作ることができると思います。システムデザイン工学科では生命を一つのシステムとして捉えているので、臓器を作り上げるための適切な条件があるはずだと、その細胞に必要な条件を模索しています。めちゃ大変ですけどね。(笑)
ただ、最先端の研究をしているな、という自負はありますよ!やりがいはめちゃあります!

 

 

–すごく意義ある研究をされていますね。最初から、大学、学部は狙って入ったんですか?

 

いえ、実はもともとは建築に興味があって、京都大学の工学部建築学科に行きたかったんです。けど、受験に失敗して、私立で唯一受けた慶應に来たという感じなんです。浪人は嫌でしたから。(笑)
しかし、建築に興味があったと言っても、「自分の家を自分で作りたいな」と思っていただけで、本当に興味があったとは言い切れないんですよね。高校の時にはそれくらいしか無くて。
東大を目指さなかったのは、父親が東大だったので、同じ道を歩みたくないという抵抗心からですかね。(笑)

 

 

–け、、、建築ですか??正直、全然臓器と結びつきません!!

 

システムデザイン工学科というところは、生物だけではなく、ロボット、宇宙、エンジン、建築など、いろいろな分野にまたがっているんです。
慶應の理工学部の特徴の一つなんですが、1、2年生で様々な分野の講義を受けて、もちろん建築の授業をメインに受けていたんですが、「自分のやりたいことは建築ではなかった」と思ったんです。
そこで4年生の研究室配属のタイミングで、思い切って建築から離れようと思ったんです。しかし、今まで建築をメインにやっていたこともあり、第一志望の研究室には入れなかったんですね。(笑)
そして今の研究室に配属された、ということがきっかけです!

 

 

–第一志望に落ちてしまった時に、葛藤はなかったのですか??

 

正直、凹みはしましたよ(笑)。 ただ、凹んだからと言って結果が変わるわけではないですし、スーパーポジティブシンキングが後押しして、「ま、いっか!」という感じでしたね(笑)。けど、実際に研究を始めてみると、「この研究って、医学の進歩にめちゃくちゃ役に立つな。激アツ!」なんて思い始めました(笑)。

 

 

–なるほど、そもそもとして大学院に行こうと思ったのはなぜですか?

 

正直いうと、まだ学生をやりたい、という部分もありました。(笑)
というのも、自分の大学4年間を振り返った時に、めちゃくちゃ後悔したんですね。僕は大学生として過ごす貴重な4年間を平凡な大学生として過ごしてしまったと。
大学院の2年間で研究をしつつも、自分のやりたいことをとことん追求しようと思い、進む決心をしました。
そして、僕が普通の大学生として過ごしてしまった原因を考えるうちに、高校生の時に、自分は大学や社会について何も知らないまま、進路を決めたとことが原因だと気がつきました。
これが僕がYoutubeを始める原動力になっているんです。

 

Youtuberだと聞いていたので結構ハッチャケた方を想像していたのですが、かなり落ち着いた佇まいの方がいらっしゃってびっくりしました。

Part2ではとっくんの、Youtuberとしての活動についてお話を聞いてきました。

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早稲田大学大学院卒の27歳。 Tokyo XR Startups、レオス・キャピタルワークスにおけるインターンを経て、早稲田起業家養成講座に触発されDARSと共にQ-SHOCKを開始。現在は、for Startups, Inc.でヒューマンキャピタリストとしても活躍中。趣味は読書とカフェ巡り。ビールが大好き。
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